プリウス　バッテリーが少ない　点検　エンジンオイル交換　メーター｜車検・点検・修理のグーネットピット

プリウスに乗ってエンジンをスタートさせた時、メーター内に”バッテリーが少なくなっています”というような言葉が表示されたと、今までにこのような表示は見たことがないという事で、ご来店されました。
表示された場所は、メーター内という事で、お車を確認（メーターの所を目視）しました。
確かにバッテリーの残量を示す、バッテリーの形をした表示の中に、電気量を示す横棒みたいなもの（ガソリン車でいうと、ガソリンの残量ゲージみたいな物）が、1本のみ表示されています。（フル充電で10本位ありそうな表示。画像はありません）
エンジンを始動しながら確認していたら、ゲージが1本増えました。
お客様に、このゲージの事かどうか一緒に確認してみると、多分そうだと思うとのこと。
ハイブリット車の内部で何かエラーが記録されている可能性があるので、OBD診断（車両のコンピューターに記録がないかどうか確認したり、現在車両に不具合がないかどうかを点検したりするテスター）を行ってみる事にしました。

赤い矢印部分に、診断機を接続する所があるので、車のエンジンが始動している状態で取付け、診断機（青い矢印）で確認していきます。
車のエンジンコンピューターにアクセスして、大量の検査項目を確認していきます。
バッテリーに関する何か、または、車両自体に異常はないか、診断結果を待ちます。
異常は見つかりませんでした。
エンジンを始動している状態だったので、メーター内のバッテリーのゲージは更に1本増えていました。
お車の使用頻度を伺ったところ、2週間に1～2回、しかも15分程度使用しているそうです。
つまり、バッテリーが蓄えられるよりも、消耗や放電していく方がはるかに多いという事がわかりました。
車の使用頻度を増やして頂くと、より良い状態でお車を使用できることを伝えさせて頂きました。

エンジンオイルの交換もご依頼されました。
オイルエレメントは、オイルの状態を見て判断して欲しいとのことでした。
エンジンルームを開け、オイルゲージを確認します。
オイルの量、色、粘り、酸化状態、汚れ等を確認します。
結果として、オイルの酸化が進んでいるようでしたので、オイルのみの交換となりました。

オイルのみの交換する場合、エンジンルームの上から抜いていきます。
オイルゲージが刺さていた穴（パイプ）の所へ専用工具を挿入して、車両隣の機械へ吸い出していく方法です。

車両から吸い上げられたオイルが、オレンジ色のホースを通り、計りの付いたシリンダーへ溜まっていきます。
赤い矢印で示しているのは、車両から抽出されているエンジンオイルです。
最初にオイルゲージで確認した時、オイルの量が適量かどうかも見ています。
適量であれば、車両から抜き出したオイルの量と同じ分量だけ、車両に注入すれば良いので、何リッターのオイルが排出されたかを確認します。

新しいエンジンオイルを適正量注入し、オイルゲージで量を再確認します。
作業は１５分程で完了致しました。
次回オイル交換される時は、オイルエレメントも一緒に交換になります。
安全に快適に運転出来る為のお手伝いの一つがオイル交換、無事に完成しました。

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