「レガシィアウトバック」は、レガシィシリーズのラインナップ「ツーリングワゴン」をベースに高い走行性能と優れたオフロードの走破性を組み合わせたクロスオーバーSUVとして2003年10月に登場しました。この車の特徴は、クロスオーバーSUVらしいオーバーフェンダーや200mmの最低地上高から発揮される高い走破性です。現行モデルとなる6代目に搭載されているエンジンは、これまで選択が可能であった水平対向6気筒3.6Lを廃止し、改良された水平対向4気筒2.5Lのみとなっています。最高出力は175ps、最大トルクは235Nmを発揮し、上質なフィーリングの走りが持ち味です。駆動方式は、アクティブトルクスプリットAWDと呼ばれるAWDとCVTのミッションを組み合わせています。これは、あらゆる走行状況においてAWDのメリットを最大限に引き出すことができるAWDシステムです。前60：後40のトルク配分を基本に、加速、登坂、旋回などの走行状態に合わせてリアルタイムにトルク配分をコントロールします。前輪のスリップを検知したときは、後輪へのトルクを増やして駆動力を確保できるようドライバーを自動でアシスト。豪雪地帯の路面でも、ドライバーがシステム制御による違和感はないでしょう。さらに、深い雪でスタックしてしまった場合に備えて「X-MODE」が用意されています。エンジンやトランスミッション、ブレーキ、VDCを統合制御することで、路面へのトラクション伝達能力を一段と高める電子制御システムです。他にも、「レガシィアウトバック」にはスバルの運転支援システム「アイサイト」も搭載されています。そのため、「レガシィアウトバック」全グレードで、プリクラッシュブレーキやクルーズコントロール、アクティブレーンキープ、後退時自動ブレーキシステムなどの機能を装備しているのが特徴です。ボディサイズは全長4820mm×全幅1840mm×全高1605mm、最低地上高は200mmということから視認性が良いため、狭い路地裏でも取り回しで苦労しません。最新のグレードでは、エントリーモデルの「B-SPORT」、スバル60周年を記念して設定された特別仕様車「X-BREAK」、上級グレードの「Limited」の3つのグレードが設定されました。現在、「レガシィアウトバック」は生産終了となり、メーカー在庫のみの販売です。しかし、2021年8月にスバルから7代目である新型「レガシィアウトバック」のティザーサイトが開設されます。その後、7代目は2021年秋に登場するとアナウンスされました。※記載の文章は、2021年8月時点の情報です。
