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2018年03月17日 16:14ドライブシャフトブーツ外側交換 予防整備

今回はドライブシャフトブーツという名称のゴム部品交換です。
劣化で亀裂が大きく、予防整備として作業を開始します。

ドライブシャフトブーツはトランスミッションの動力をタイヤに伝える
シャフトで、ハンドルを切ってシャフトの角度が変わっても動力を
そのまま伝える事ができる【等速ジョイント】を守る役割を担います。

等速ジョイントにはグリース(潤滑油)が入っており、グリースを保持する事
と、水分や埃から保護するために【ダストブーツ】が使われております。
ゴム製の場合は特に、経年劣化が進むとドライブシャフトブーツの谷間に
亀裂が生じてきます。

ここが切れてしまいグリースが飛び散ると、ベアリングが摩耗し
ハンドルを切った際などに異音が発生してしまう原因になります。
異音が出てしまってから新しいグリースを封入しブーツを被せても
異音は収まらないのがほとんどで、時既に遅しになります。
異音を直したい場合はシャフトアッセンブリになるので、部品代
だけでも二万円~三万円ほどに費用がかさみます。

補修作業についてですが、
純正と同じ形状のブーツを使用する場合は足廻りを分解し取替ます。
今回は、
足廻りの分解をせず、トータルのご負担金額が安く済む【割型タイプ】
の補修用ドライブシャフトブーツを使用していきます。

箱から取り出した内容物はコチラ↓↓
(封入するグリースにブーツバンド、大きさを調節するゴム製のグロメット)
ブーツに溝があることが確認できます。

この製品の肝になるのが、ブーツの溝にカエシが付いており、
パチリと嵌まる事と、接着剤を溝に差しいれてから温めて
シッカリ取付く事です。

昔はゴムブーツを切って接着剤で付ける方法もありますが
後々になり口が開いてしまうことも多く経験しています。

古いドライブシャフトブーツのバンドカシメを起こして
順に外し邪魔なところはニッパーで切断していきます。

ブーツを外すとこのような形で等速ジョイントベアリングが確認できます。

ブーツを交換する前に古いグリースをふき取ります。

車載状態ではブーツへ接着剤を差し込む事が難しいため
事前に溝に流し込みます。
その後、シャフトに被せ嵌め込みます。

接合箇所を専用の激熱ホッカイロにて温めます。
両端がテープになっており固定し標準加熱時間の約八分ほど待ちます。
溶着とまではいかずとも手では引っ張れないほど頑丈にくっつきます。

その後小さい方のグロメットを挟めバンドで固定。
ブーツグリースを中に注入します。
最後に大きい方のグロメット挟めバンドで固定。
以上で作業は完了となります。

補修部品として考えた方の発想には脱帽です。
お客様のご負担も少なくなり、信頼性も良いです。
ブーツ自体を切って接着剤で繋げていた事を考えると作業する側も大変で
後々の事を考えて結局分解して取替ていました。

補足ですが、
全ての車種に設定がある訳ではありません。
マイナーなものや、輸入車、ハンドルの切れ角が大きい場合などには
設定はありません。

対象車両情報

メーカー・ブランド日産車種ピノ

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