ヒーターブロアモーター　切り取り　超音波カッター｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回使用する工具（道具）ですが、超音波カッターなるものです。
ダイハツムーブのヒーターブロアモーター交換作業の中で使用して
いきますが、当店の実績ではムーブで２台目の切取り作業になります。

取替する理由は、ブロアモーター自体が衰損して、室内の
ヒーター吹出し口から風が出なくなった為です。
今の季節では、デフロスタ機能が無いとフロントガラスの
凍結も溶けずに危険ですし、寒くてたまらないです。
早速作業に移ります。
この型式のムーブはグローブボックスの裏側にブロアユニット
があります。

ブロアユニット下側のＥＣＵ取付をズラシて覗きます。
モーターのお尻が見えますが、ケースと一体になってるのが
わかります。

参考までに、整備マニュアルの抜粋を載せますが、
作業時の工具で、カッターナイフと表示してあります。
カッターナイフで行ってみるとわかりますが、
結構大変です。
あの狭い場所で切っていくと中々なものです。

超音波カッターの使い方は簡単で、
１００Ｖコンセントを繋ぎ、本体のスイッチをＯＮ。
カッター部のポッチを押すと超音波で刃が震えます。
手で振動は感じませんが、刃が物に触れた時に
「ピー」って感じの音が聞こえるので、これが超音波
なのでしょう。

では、ブロアモーターを切り抜きます。
刃先を軽く押し当てると切れていくので、非常にラクです。
大体で切り取って、新品のモーター土台に干渉する箇所などを
仕上げていきます。

新品のブロアモーターを取付ます。
新品には、取付用の穴がツバについています。
本体側にも同じ箇所に取付用のメ穴があります。
取替が前提の形です。

本体をネジ３本で固定し、モーターの動作確認を
行います。

吹き出し口の風量はＯＫです。

モーターへの電源ハーネス保護と思われるパーツを取付
けて、ＥＣＵも本来の位置に戻します。

グローブボックスと、足元のカバー類を元に戻して
作業完了となります。

「力まかせで失敗する」が少ないので、内装やら、細かい作業には
重宝しています。

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