ＬＡ６００Ｓ　タントカスタム　ラジエーター交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はＬＡ６００Ｓ　タントのラジエーター交換をご紹介します。

まず初めにフロントバンパーを外すのですが、リテーナーとの嵌め合いが異常に固く、なかなか外れてくれません。
これはなんかおかしいぞと思っていると、以前、同僚のメカニックが『新しいタントのフロントバンパーの取り付けはリテーナーが使われていない』と言っていたのを思い出しました。

上の写真はフェンダー側の写真です。

こちらがバンパー側。
取り付け時はフェンダー側の四角の突起状のフィッティングをはめ込ませて、それから上にスライドさせることでロックするような形状になっているのがわかると思います。

そんなわけなので、外すときはフロントバンパーを一旦、下にスライドさせてから前にずらすと簡単に外れてくれます。

この型のタントはラジエーターを外すのにアッパーサポートを外さなければいけないのですが、イコール、フロントのレーダー＆カメラを外すことになるので、エーミングという校正作業が必要になります。
部品を脱着すると、ごくごく僅かではありますが、部品の取り付け状態が変化してしまいます。
そこで、フロントレーダー＆カメラの取り付け状態（角度や向き）を調整し直すことによって、これらの情報を基に作動する安全装備を正常に作動させるための作業です。

エーミングをするのも作業が終わってからの話ですので、取りあえず、作業を進めていきます。
邪魔になりそうなリーンホースメントやアッパーサポートを外します。
アッパーサポートにはお客様が取り付けしたのであろう電装品のハーネスが絡められていましたので、こちらは完全に取り外すことが出来ず、ずらすような感じで作業しました。

下部のラジエーターとコンデンサーの嵌め合いを外します。

樹脂製のエアガイドがラジエーター部とコンデンサー部の前後に分割できるようになっています。
右側はこの辺りで。

左側はこの辺りです。

あとは上部のボルトを２本外せばラジエーターとコンデンサーをバラすことが出来ます。

アッパーホースやロアホース、リザーブタンクや電動ファンのハーネスなどを外すと、ファンシュラウドと一体でラジエーターを取り出すことが出来ます。

漏れ具合が酷かったようで、エンジン側にも冷却水が飛散した痕跡がありました。

ラジエーターはこんな感じです。
一般的にアッパータンクのカシメ部からの漏れが多いのですが、これはあちこちから漏れているような感じです。

ロアホース、アッパーホース共に新品に交換させていただきました。

復帰作業を終えて冷却水を入れ、エア抜きを行なえば作業終了です。
最終確認として電動ファンが回るまで暖気を行ないます。
だいたい、冷却水温度が９５～９８℃辺りで電動ファンが回り出すことが多いのですが、この車は１０３℃と、他の車と比べると水温高めで制御するような設定になっていました。

作業のご依頼、ありがとうございました。またのご来店、お待ちしております。

当店では指定工場であることの強みを活かした立ち会い車検を実施しており、上の写真は当店の車検の基本料金表になります。
お車をお預かりしなければならない追加整備が無ければ、お車をお預かりしてから１時間半ほどで車検が終わります。
短時間で車検を終えることが出来ますので。工賃や手数料を節約でき、お客様のお財布にも優しい車検となっています。

実際に車検にお越しいただいた際の具体的な時間の流れについては下記のリンクを

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