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スバル　ＧＤＢ　インプレッサＷＲＸの作業を行いました。


クラッチの交換作業です。

養生をして作業開始！！

インプレッサの場合、インタークーラーやマフラー（タービンから出た直後のマフラーから後まで）の取り外しに加え、プロペラシャフトと４ＷＤなので足回りを分解してフロントのドライブシャフトも外さないといけません(>_<)

そしてタービンの遮熱板とフロントパイプの脱着に伴い、ステアリングシャフトが邪魔になるのでステアリングシャフトも抜きます(>_<)


当社はミッションオイルの交換時期じゃない車に関しては可能な場合プロペラシャフトを付けたままミッションを降ろしてお客様の金銭的な負担を抑えるようにしていますが、この車の場合はドライブシャフトを抜いた際にかなりのオイルが漏れるので全交換してしまいます。

オイルドレンは２箇所あります。

インタークーラー取外しの後にセルモーターを外し・・・・その奥にあるメクラボルトを外して適当なＭ６ボルトを差し込んでレリーズフォークの支点となっているシャフトを抜きます。

これはＰＵＬＬ式クラッチを採用しているスバル車の場合に必要な作業です。

ＰＵＬＬ（プル）式クラッチは通常のプッシュ式のクラッチの真逆で、一般的なプッシュ式クラッチはクラッチペダルを踏んでクラッチを切る作業をした際に文字通りクラッチカバーを押して動力を切り離しますが、プル式の場合は作用が真反対でクラッチペダルを踏んだ際にはクラッチカバーが引っ張る方向に作用しています。

プル式はプッシュ式に比べて軽い踏力で作用さす事が出来るので強化クラッチの様な圧着力が高いクラッチでも重くなりにくいので大パワー車に採用されている事が多いです。
ニッサンではＧＴ－Ｒ、トヨタのＪＺＸ１００マークⅡ（ツアラーＶ）もプル式です。

プッシュ式クラッチ車の場合は何も考えずに単純にミッションを降ろしてしまえば良いのですが、プル式クラッチの場合はそうはいかず、メーカーにより取外しの手順が違いますがクラッチ部分の分解手順を踏まないとミッションが外れないので注意が必要です。


で、ミッションが降りました！！

クラッチを確認するとかなり摩耗しており、いつ走行不能になってもおかしくない状態でした(>_<)

パイロットベアリングを交換して・・・・センター出しツールを使ってクラッチカバー＆ディスクを取付けします。

あとはミッション他取り外した部品を元通り組付けしたらインタークーラーを付ける前にオイルを入れます。


使用するのはオメガ６９０ＳＰＥＣ-０！！

インタークーラーを取付けしてエンジンを始動し、クラッチのミートポイントを確認したら作業完了です！！



この度は作業のご依頼誠にありがとうございましたm(__)m

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