大きな輸入車の作業のご依頼いただきました メルセデス ベンツ Sクラスはやはり大きいです オイル漏れが原因か？ メーターインジゲーターが点灯 アイドリング不調 エンジンチェックランプ点灯 ｜車検・点検・修理のグーネットピット

メルセデスベンツ、その中でも一際存在感があるのがSクラスと呼ばれる上級グレードのお車がご入庫されました。
お客様に症状をお伺いするとスピードメーターのチェックランプが点灯しアイドリングが不調となる症状が発生したそうです。
当社でOBDスキャンツールを接続すると様々な故障コードが摘出されました。

原因を探るべくボンネットを開けますと多くのカバーに覆われたエンジンが…
まずはカバーの摘出から取り掛かります。
一見すると何か問題がありそうな気配を感じる事は出来ませんが…

スキャンツールが提示した故障コードをもとに各センサーをチェックをおこないます。
カムシャフトのセンサー異常を提示しております。こちらのベンツはV8エンジンですので4本のカムシャフトのセンサーを確認します。

カム角センサーのコネクターを引き抜きますとそこにはエンジンオイルが滲んでおります。
症状といたしましてはエンジンに取り付けられたカム角センサーのエンジンオイル漏れが電装系統に障害をもたらしたようです。
そしてその漏れたオイルはセンサーに接続された配線を伝ってエンジンはメインコンピューターへと流れている可能性があるのではないかと診断しました。

写真ではメインコンピューターのコネクターを外しておりますが、実際にはコネクターを外す前にバッテリーにスパークコントローラーなるもの接続しておきます。
これはメインコンピューターより外したコネクターを再び接続するときに過度の電流が流れコンピューターの破損を防ぐための処置です。

メインコンピューターのコネクターを外しますとコチラにもオイルが流れてきておりました。
しかし流れてきているオイルの量が想像よりは少なかった為、今回は清掃をして様子を見ることにしました。

エンジン不調の原因となっているオイル漏れを起こしているセンサーを新品に交換いたします。
メインコンピューターのコネクターと各センサーのコネクターを清掃し元通りに接続します。
エンジンを始動しOBDスキャンツールを接続し再び故障コードを摘出するか確認します。
一定時間アイドリング状態を保ち、試乗も繰り返したのちに故障コードが確認されなかったので納車させていただきました。
もし再びスピードメーターのチェックランプが点灯いたしましたらメインコンピューターの交換を余儀なくされると考えられます。
オーナー様のご負担を少しでも軽減できるように少しずつ順番に部品を交換しながら修理をおこなってまいります。

輸入車の修理についてお困りの方はぜひご相談してみてはいかがでしょうか。
お預かりの際には無料で代車をご用意させていただきます。
この度は作業のご依頼いただきありがとうございました。
またのご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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