サスペンション・足回り修理・整備
掲載日:2020.12.30 / 更新日:2021.01.04
71ボディと22シャシーの合体! ポンコツジムニー ハコ替え計画15-2
リフトにボディを載せて、その下にシャシーを入れる。シャシーとボディのマウントの位置が合うように、前後左右や角度を何度も調整する。
リフトを下げるとサイドシルの下に敷いていた材木がタイヤに当たったので外す。以前のリフトでは前後の長さが足りずに材木を使用したが、今のリフトでは不要であった。
何度も位置を調整しながら、少し下げては調整を繰り返す。ボディ側もエンジンルームもなにかにぶつかることもなく、すんなりとシャシーにボディを載せることができた。
シャシーにボディを載せることができたが、ボディの後ろ側が少し浮いている。無謀なパネル交換のせいでボディ自体が歪んでしまったのかも。
後ろのマウント部分がほんの数ミリずれている。
これは71と22のボディの違いなのか、無謀な補修の代償なのか分からないが、穴を広げて固定する。
ボディを削った部分には錆止めを塗っておく。
マウントの上側のゴムが厚すぎてネジ穴が合わなかったので、グラインダーで少し削って取り付けた。
シャシーに載せることは出来たものの問題が山積み
71のボディは修復作業中には平台車と牛乳のケースを組み合わせた簡易の作業台に載せていたので、これを外してリフトに載せる。ボディにはジャッキアップポイントはないので、アームの前後に材木を渡し、この上にサイドシル部分を載せてリフトアップした。その下にゆっくりとシャシーを入れて位置を調整。ゆっくりリフトを下げながら、マウントの位置が合うように、シャシーを前後左右に動かしていくのだが、材木がタイヤに当たって下げられない。一旦中止して材木を取り外し、サイドシルに直接アームを載せた。
再びゆっくりとリフトを下げながらマウントの位置を合わせる。さらに下げると、どこにもぶつかることなく合体が完了した。ただ、ボディ側は大幅に切った貼ったを繰り返したためにボディが歪んだのか、リヤ側が少し浮いてしまっている。まぁ、マウントを締め込めば問題ないだろう、多分。
ボディの形状が同じといっても、やはりJA71とJA22では細かい部分が異なっている。なんとかボディは載せられたものの、マウントの位置が少しずれている(これはボディ補修の問題かも)し、ステアリングシャフトの長さが異なり固定ネジの位置が合わない、バルクヘッドにエアコン配管の穴がないなど、まだまだ解決しなくてはならない問題が山積み。すぐに走り出せると思ったら大間違いだったのだ。ハァ……。
シャシーとボディを組み合わせたらようやくジムニーらしい姿を取り戻した。まだまだ走り出すには問題だらけだけど、とりあえずは移動もできるし、ちょっと安心。
ボディのマウントはゴムのクッションとスペーサー、ワッシャーを組み合わせて固定する。このゴムのクッションは1個810円。意外に安いけど合計で12個必要となる。
マウントはシャシーの上下にゴムのクッションを挟んで固定。ボディへの衝撃や振動を遮断する。新型のJB64はこのクッションも大型化してあった。
ダッシュボードやステアリングなどを固定するサブフレーム。上はJA71、下がJA22用。基本的な形はほとんど同じだが、ステー類が異なる。JA22用を取り付けようと思ったが。
両端にあるダッシュボードを固定するためのステーがボディに当たってしまうので、ここをカットする。
ダッシュボードは加工して取り付けるかな?
ブレーキのマスターバッグを取り付ける位置は同じ。ブレーキパイプの位置関係も問題なく取り付けることができた。ペダル側の位置も同じ。
ステアリングシャフトを取り付けてみると、長さが異なるのかブラケットの位置が異なり固定ができない。
ネジ穴をあけ直して固定するしかないか?
ヒーターユニットは取り付けることができたが、その上部、エアを取り入れるパーツの形状が異なり、22用は入らない。71用を加工して取り付ける必要がありそうだ。
もう一つの大問題がエアコン配管用の穴がないこと。71と22ではエバポレーターの形が違うので配管の位置も異なり、取り付け用のネジ穴もない。
エアコンは絶対欲しいので要加工だ。