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板金・外装補修 [2020.09.29 UP]

厄介なサイドシルの「錆」問題をDIYメンテで解決 1

ハリー山崎が住んでいる北海道・札幌市は、冬になると雪に埋もれてしまう豪雪地帯。そのため凍結防止剤による塩害で発生する“ボディの錆”には毎年悩まされているのだが、今回はその問題を自分のメンテで解決してみたい。果たして“錆”はDIYで救えるのだろうか?

錆でジャッキポイントが 凹んでしまった…… サイドシルは復活できるのか?

異変を感じた際にジャッキアップを中断したので、この程度の変形で済んだ。

半年前は強度が失われていたジャッキポイントにウマをかけて下回り作業をしていたことに汗が……。

変形は穴開き錆には至っていなかったが、ドライバーを突き刺すとご覧の通り。鉄板は完全に腐ってグサグサの状態になっていた。やや湿った状態であることも気になる。

ここまで錆ダメージが拡大しているとは! サイドシルの錆は凍結防止剤の散布地域では定番トラブルだが、この錆の根本的な原因を理解して修理しないと再発は免れない。

サイドシルの外側パネルを切除すると、フレーム下のジャッキポイントを支える鉄板が腐食している。強度が必要なのでこの部分は溶接が必須だろう。

中古のサイドシルは、関東圏のクルマ(2004年式/約20万km)から入手したものだが、錆は皆無。凍結防止剤の厄介さを再確認することができた。

スポットカッターでスポット溶接部を削り落とし、サイドシル外側のパネルを切り離す。そのパネルをSPR(専用リベット)とボンドでダメージエリアに貼り付ける作戦だ。

再使用するサイドシル外側パネルは穴を開けたくないので、内側からスポット溶接部を削る。慣れない上に力と根気も求められる。なかなか終わらない……。

外側パネルを取り外した後に、内部フレームから切り取ったフレームの下側(手に持っている)を、腐った部分をカバーするように重ねて溶接を行う。

溶接は超苦手!ここからの作業は学生さんを交えて、日本工学院北海道専門学校自動車整備科で実験的鈑金の実習として行った。

パネルにボンドを塗布してリベットで固定する。合わせ目の隙間に水が入り込まないので防錆も期待できる。北米の鈑金パテで7割のシェアを誇るエバーコートを使用した。

株式会社ヤシマの齋藤氏の協力を得て、欧州車の車体整備の必須ツール「XPress800」を使い、専用リベットで固定。鉄板をホチキスで留めるような感覚の超強力ツールだ。

リベットと接着剤で欧州化された防水サイドシル。本来は突き合わせて接合するホイール側は、ボンドでパネル同士を重ねて接着し、強度アップとダウンタイム短縮を目指した。

ジャッキポイントが腐る、恐るべき錆被害が発覚

 10年以上前にガソリンからディーゼルターボに載せ替えたサクシードは、今も運搬の足グルマとしてこき使われており、ハリーズガレージのワーキングホースとして大活躍している。だがここ数年は、他のクルマに没頭していることに嫉妬しているのか、いろいろなところでグズつくように……。ついに大トラブルに遭遇してしまったのだ。
 その大トラブルは、冬タイヤに交換しようと思った時に発覚した。車載のジャッキをクルクル回していると、なんだか手ごたえがおかしい……。おそるおそるジャッキポイントを覗いてみると、なんとジャッキが車体にめり込んでいたのだ……。どうやらサイドシル内部のジャッキポイントの位置にある補強プレートの一部が錆で“欠損”してしまい、ジャッキポイントの強度が失われたようだ。
 錆の被害はジャッキポイント周辺にまで及んでおり、「さすがに寿命かな……」とも思ったのだが、数多くの改造を施したこともあって愛着もひとしお。ここは大変でも修理を行うことに……。
 以前、サクシードは溶接の熱で防錆性能の劣化を防ぐ、リベットと接着剤を兼用するパネル交換を行っていたため、6年経った今でもその接続部分からクラックや錆の発生は見られない。そこで、サイドシルの全バラシの実験も兼ねて、“中古のサイドシル”を購入し、ボディ側はフレームの錆で欠損した部分を切断して溶接することにした。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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