失敗しないリアバンパーの交換方法と注意点について

リアバンパーは、どうしてもミラーを使っても直接見ることが出来ず死角となるため、運転中に軽くぶつけたり、こすったり、もっとも傷つけやすいパーツと言うことができます。うっかりして傷をつけてしまって、それが気になって仕方がないと言う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、失敗しないリアバンパーの交換方法と注意点について解説します。

この記事の目次

1. リアバンパーの役割とは
2. リアバンパーの交換方法の流れとは
3. リアバンパーを古いまま、壊れたままにしておくことのデメリットとは
4. リアバンパーを交換する時の注意点について

リアバンパーの役割とは

自動車のバンパーは、走行中の追突事故などの際には、凹んだり外れたりすることで衝撃のエネルギーを分散させ、ドライバーや同乗者、車体を守る役目を果たしています。また、リアバンパーにはある程度柔軟性のある素材が使われているため、車が人に衝突した際にも衝撃が軽減されるようになっています。さらに車体後部は、目で見ることができないことから、軽くぶつけたり壁や塀などをこすったりすることが多いため、車両本体を保護する役目も果たしています。

1．取り外すリアバンパー周辺のボディを傷つけたりしないように、保護テープなどでマスキングもしておきます。
2．リアバンパー下のクリップを外すため、取り外したリアバンパーを置いておけるように、車後部周辺に毛布やダンボールを敷いておきます。
3．リアバンパーを車体に固定しているネジ、クリップ類をすべて外します。
4．リアバンパーの両サイド、タイヤハウスに近いところにリアバンパーと車体をつなぐかん合があるのでそれを外します。
5．リアバンパーの中央を持って、手前に引っ張って外します。新しいリアバンパーは、上記と反対の手順で取付けることができます。

リアバンパーが古いだけならそれほど大きなデメリットはありません。ただ、リアバンパーも車の他の部分と同じように進歩しています。車種によっては、新しいものの方が衝撃を吸収する機能などが強くなっている可能性があります。特に、壊れたリアバンパーは、歩行者と軽く接触した際でも相手を傷つける可能性があるため、不具合（特に突起など）を見つけた場合は、すぐに直す必要があります。

外国の場合は、リアバンパーが多少傷ついていてもあまり気にする人はいないと言われていますが、日本の場合は美観からも多くの人が気にする箇所です。そのため、作業する場所の下に毛布やダンボールを敷いたり、リアバンパー周辺の車体に傷をつけないためのマスキング処理など下準備を、丁寧に行う必要があります。また、走行中に脱落したりしないように、ネジやクリップ、かん合などは、しっかり確実に行うように注意してください。リアバンパーの交換作業は、かなり手間暇のかかる作業です。また、取付時にリアバンパー周辺の車体を傷つけないようにするためには、それなりの技術と丁寧さが必要となります。そう考えると、やはり専門家に依頼した方が安全だと言うことができます。