車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.01.22 / 掲載日:2016.01.22
車の下回りが錆びる主な原因と対策
錆は車の故障の原因となる場合があります。
特に車の下回りは、気が付かないうちに錆びてしまっていたということもあるものです。
では、車の下回りは何が原因で錆びてしまうのでしょうか?
また、錆びないための対策はあるのでしょうか?
ここでは車の下回りが錆びる主な原因と対策についてご紹介しましょう。
塩化カリウム・塩化ナトリウム
車の下回りを錆びさせてしまう物質として、塩化カルシウムや塩化ナトリウムが有名です。
雪国や寒い地方で冬場に路面にまかれる融雪剤や凍結防止剤に含まれています。
また、塩化ナトリウムは塩に含まれる成分で、海沿いでは潮風によって運ばれてきます。
雪国や海沿いなどを走行するとこれらの物質が車の下回りに付着することも多く、
車の下回りを錆びさせる原因となります。
飛び石による加工のはがれ
路面には小石などが落ちていることが多いです。
その小石等がタイヤで巻き上げられて車の下回りにあたった時、
防錆加工をはがしてしまったり、穴を空けてしまうことがあります。
そうして、欠損した防錆加工部分から錆が発生してしまうこともあるのです。
対策1:走行後の洗浄
融雪剤や凍結防止剤、潮風による錆を防ぐためには、
走行後に融雪剤や凍結防止剤、塩をしっかりと洗い流すことが有効です。
高圧洗浄機を利用すると簡単に洗浄することができるので、
海沿いや雪の多い地域などを頻繁に走行する方は、高圧洗浄機を用意しておくと便利です。
対策2:防錆処理
最近の車は防錆鋼板が使われることが多いため、錆びにくくなっています。
しかし、飛び石などで防錆塗装がはがれてしまうと、どうしても錆びやすくなってしまいます。
これを防ぐためには、定期的に防錆処理を行うことが大切です。
車検のときに一緒に防錆処理も施してもらうと良いでしょう。
車の下回りが錆びる原因と対策は、わかりましたでしょうか?
どちらの原因についても対策があるのでしっかり対策をとって、
下回りを錆びつかせないように気を付けてください。