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コーティング・クリーニング
更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.12.16

新車コーティングは必要?業者の選び方・自分でやる時の注意点を解説

新車コーティングは必要?業者の選び方・自分でやる時の注意点を解説

新車を購入する際、ディーラーから必ずと言っていいほどコーティング施工をおすすめされます。「既にピカピカの新車にコーティングなんて本当に必要なの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか?実は、ピカピカの新車だからこそボディのコーティングはおすすめです。

今回は、新車コーティングの効果や必要性、注意点までを徹底解説します。

新車コーティングの必要性について

新車コーティングの必要性について

車の塗装は紫外線や酸性雨、虫の死骸や鳥のフン、黄砂、花粉、炎天下の熱などで劣化してしまいます。ガレージで室内保管でもしない限り、日に日に劣化していくのは避けられません。コーティングにはこれらの影響から車の塗装を守る効果があり、

  • ・紫外線カット効果
  • ・耐熱効果
  • ・防汚効果
  • ・汚れにくいので洗車が楽になり、綺麗な状態を保ちやすくなる

など様々な恩恵を得ることができます。せっかくの新車ですから、元のピカピカな塗装を長く保つためにもコーティングを施工しておくことをおすすめします。

ちなみに、「新車時にコーティングすると売る時の下取り価格は上がるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。綺麗に保てばそれだけ高く売れそうと思うのは当然のことですが、実は査定の項目にコーティングの評価は含まれていません。このように聞くと、コーティングしても全く査定額には影響がないように思えますが、実はそうではありません。

コーティングによって艶を保ったボディは、中古車として再販する前の磨き作業が省け、見栄えが良いので中古車市場でも売れやすくなります。そのため、そこを考慮して査定額をプラスしてくれるケースがあります。ボディを汚れや劣化から守るだけでなく、下取り価格のアップも望めるので、新車コーティングの施工は必要と言ってもいいでしょう。

車のコーティングはどこに施工できる?

車のコーティングと言えばボディへの施工をイメージしますが、実はボディ以外にも様々な場所へコーティングをかけることができます。以下でコーティング可能な箇所をご紹介します。

1. ボディ

車のコーティングで最も代表的なボディコーティング。先ほど解説した通り、紫外線や熱、鳥のフンなどから塗装面を保護してくれる効果があります。日頃の洗車やお手入れも楽になるので、コーティング箇所としては最もおすすめです。

なお、ボディコーティングは様々な種類があり、ボディカラーや使用環境によっても最適なコーティングは異なります。コーティング前にプロに相談するなど、慎重に選ぶようにしましょう。

2. 窓ガラス

窓ガラスと言えばガラコなどの撥水剤が有名ですが、コーティングによっても同様の撥水効果を得ることができます。雨でも視界が良好になり、油膜が付着することによるギラつきも予防できるため、こちらもコーティング箇所としておすすめです。ガラコなどの自分で使える簡易的な撥水コートに比べ、持続時間が長いことも嬉しいポイントです。

3. ホイール

ホイールはブレーキダストや油汚れが固着しやすく、洗車が大変な箇所です。ホイールにコーティングを行うことでこうした落ちにくい汚れが付着しにくくなり、洗車が楽になります。特に欧州車はブレーキダストが出やすいためおすすめです。

4. ヘッドライト

ヘッドライトはポリカーボネートという樹脂でできているため、紫外線によって劣化しやすい箇所となります。劣化が進行すると黄ばみやクラック(ひび割れ)が発生してしまいますが、コーティングを施すことで紫外線からヘッドライトを守る効果があります。

また、ヘッドライトが黄ばむと見た目が悪いだけでなく、濁ったレンズがライトの光量を低下させ、前方が見えにくくなることもあります。度合いによっては光量不足で車検に受からないこともあるので、注意が必要です。長期的な視点で見ると、見た目・機能の面からもヘッドライトのコーティングはおすすめです。

5. レザーシート

意外に思うかもしれませんが、レザーシートにもコーティングが施工できます。レザーシートは乗降の際に擦れて汚れやすい箇所ですが、コーティングを施しておけば防汚効果で汚れにくくなります。また、摩擦を低減することができるので、ズボンなどで擦れてレザーに傷が入るのを防ぐ効果もあります。

6. プラスチック

車はバンパーやフェンダー、グリル部分など、様々な場所に未塗装樹脂が使用されています。新品時は黒々としている未塗装樹脂ですが、紫外線によって劣化し徐々に白くなってしまいます。色が抜けてからでは黒く復元するのが難しいため、新車のうちにコーティングしておくと良いでしょう。

7. メッキモール

欧州車に多いメッキモールですが、時間が経つと白いシミが付着して取れなくなってしまいます。モールがシミだらけになると非常に見栄えが悪いですし、メッキが傷んで剥がれることもあります。コーティングを施工することで、シミや剥がれからメッキモールを保護することができます。

コーティングを施すことで得られる効果とは?

コーティングを施すことで得られる効果とは?

先ほど触れたように、コーティングには紫外線カットなどの様々な効果があります。それぞれの効果について、詳しくご紹介します。

紫外線カット効果

車の塗装が紫外線で劣化すると、色あせや剥離、クラッキング(ひび割れ)などが起こります。多少の色あせであれば磨きやコーティングで復元することも可能ですが、クリア層が剥離したりクラッキングが起きたりした場合は、再塗装しない限り修復できなくなります。

コーティングには紫外線をカットする働きがあり、塗装を紫外線から守ってくれます。新車であればコーティングを施工することで、少なくとも5年は色あせやクラッキングを防止することができるでしょう。しかも、コーティングを定期的にメンテナンスしていれば、効果は半永久的に持続します。

防汚効果

酸性雨による水シミや、路面から巻き上げられる砂ぼこりや泥など、車が汚れる原因は様々です。汚れを放っておくと見た目が悪いだけでなく、塗装を傷めて光沢が低下していきます。

しかし、汚れる度に洗車するのは面倒ですし、汚れがしつこいと洗車するのも大変です。新車のうちにコーティングしておくことで、汚れの付着を低減し、汚れ落ちも良くすることができます。日頃のお手入れが楽になる上に塗装面の輝きを維持しやすくなるのは、大きなメリットでしょう。

耐スクラッチ効果

洗車傷とも呼ばれるスクラッチ傷は、洗車の際に表面に付着した砂ぼこりなどが摩擦することにより発生します。日当たりの良い日に放射状の細かな傷が見えることがありますが、それがスクラッチ傷です。硬度の高いガラスコーティングであれば、塗装面を強固な皮膜で覆ってスクラッチ傷を軽減することができます。

コーティングは不要?しないとどうなる?

コーティングは不要?しないとどうなる?

前述の通り、塗装は紫外線や酸性雨、虫の死骸や鳥のフン、黄砂、花粉、炎天下の熱などで痛んでしまいます。コーティングをしないとどうなってしまうのか、以下で詳しく見ていきましょう。

紫外線による劣化

紫外線は人にとっても有害ですが、プラスチックや塗装にも大敵です。紫外線は空から降り注いでくるため、ガレージ保管をしない限りは被害を避けることができません。紫外線によって塗装面がどうなってしまうかと言うと、

・色あせ
・クラッキング
・クリア剥がれ などを起こす可能性があります。

色あせ
色あせについてですが、これは車のボディカラーによっても起こりやすさが変わってきます。塗装の色は複数の顔料を組み合わせることで作られており、色によって化学的な特性が違うからです。青色や黒色は化学的な結合が強く、紫外線で色あせすることはあまりありません。

一方、黄色や赤色の顔料は紫外線に弱く、長時間紫外線を浴びると分子結合が壊されて色がだんだんと薄くあせてしまいます。黒色や青色の車であってもコーティングは必要ですが、赤色や黄色の車に乗っている方はなおのこと、コーティングの必要性が高いということになります。

クラッキング
クラッキングはどの色の車でも起こりうる現象です。紫外線によって塗装面が劣化し続けることで、最終的には細かなひび割れが発生してしまいます。塗装にクラックが入ると研磨やコーティングでは元に戻すことができないため、再塗装が必要となります。

クリア剥がれ
クリア剥がれは、ベースカラーの上にあるクリア層が紫外線でダメージを受けることによって起こります。クリア層が剥がれるとベースカラーを保護する層が無くなってしまうため、再塗装による早急な修復が必要です。

酸性雨による劣化

酸性雨は塗装面を浸食するため、付着したまま乾くと水シミ(イオンデポジット)が発生します。酸性雨による水シミは頑固で、洗車しても簡単に落ちず厄介です。

水シミを落とすには専用の溶剤を使う、もしくはコンパウンドなどの研磨剤で研磨する方法があります。費用と労力を要する作業になるため、酸性雨が降った後は早めに洗車することをおすすめします。

油膜汚れによる劣化

油膜汚れとは、ワックスや排気ガスなどによって付着する油汚れのことを言います。油膜汚れがボディに付着すると光沢を失い、放置すると紫外線の影響を受けやすくなるため、クラッキングやクリア剥がれの原因となります。また、窓ガラスに油膜汚れが付着すると光でギラついて視界不良を起こすので、専用の溶剤などで除去する必要があります。

傷による劣化

コーティングが未施工だと、洗車の度に微細なスクラッチ傷が付いて塗装の輝きが失われてしまいます。スクラッチ傷は研磨することで除去できますが、クリア層を少しずつ削っていることになるのであまり頻繁に行うべきではありません。硬質なガラスコーティングを施すことで、スクラッチ傷はかなり軽減できます。

コーティングの施工に最適なタイミングとは

コーティングの施工に最適なタイミングとは

コーティングを施工する最適なタイミングは、新車が納車されてから2週間以内だと言われています。2週間以内がベストな理由としては、汚れが付着しても2週間以内なら強固に固着しにくいからです。

2週間以上経って、頑固に固着した汚れがあると、コーティングを施工する前に汚れを落とすための下地処理をする必要が出てきます。この場合、コーティング費用にプラスして下地処理の費用が別途プラスされることがあります。

中古車を購入した場合は仕方ないですが、新車であれば納車2週間以内がベストタイミングと言えるでしょう。

新車コーティングの依頼先

新車コーティングの依頼先

新車のコーティングと言うとディーラーで施工するものと考えがちですが、専門のコーティングショップに依頼することもできます。どちらにコーティングを依頼するのがいいのか、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

ディーラー

メリット
・納車時に既にコーティングが完了している
・コーティング専門店に比べると信頼性が高く、作業レベルのバラつきも少ない
・新車購入時の見積り内容次第で、割引されることもある

  • デメリット
    ・ディーラーのコーティングは効果の持続時間が短いことがある(コーティングによる)
  • ・コーティングは外注で行っているため、中間マージンが上乗せされ価格が割高になる

初めてのコーティングでよく分からないという方や、納車の段階でコーティングが済んでいるほうが良いという方はディーラーでのコーティングがおすすめです。

ただ、コーティングによっては効果があまり感じられないといった口コミもあるため、コーティングにこだわりのある方は専門店のほうが良い可能性もあります。

コーティング専門店

  • メリット
  • ・高性能なコーティング(9H硬度のガラスコーティングなど)を取り扱っている
  • ・最新のコーティングを取り扱っている
  • ・ディーラーコーティングのように中間マージンがかからない
  • ・コーティングを専門にしているので施工環境が整っている
  • ・専門店なのでコーティングの相談に的確に答えてくれる
  • デメリット
  • ・納車と同時にコーティングを完了することができない
  • ・店舗まで車を持っていく手間があり、納車からコーティングまでの間に車が汚れてしまう
  • ・ディーラーに比べて作業レベルがバラつきやすい

自分でコーティングする場合の手順

自分でコーティングする場合の手順

上記でコーティングの依頼先を紹介しましたが、プロに任せず自分でコーティングを行うことも可能です。コーティング作業の流れとしては

  1. 下地処理:半日程度
  2. コーティング施工:2~3時間程度
  3. 定期メンテナンス:月1回で1時間程度

となり、それぞれに要する時間は上記の通りです。下地処理からコーティングまでは一気に作業する必要があるので、コーティング施工は晴れた日の朝から行うようにしましょう。時間が遅くなるとコーティング施工が翌日になってしまい、その間に付着物があると下地処理が無駄になってしまいます。

それぞれの作業手順を以下で解説します。しっかりと作業すればプロ顔負けの仕上がりを目指すこともできるので、頑張って作業していきましょう。

下地処理

下地処理と聞くと地味に感じるかもしれませんが、コーティングの仕上がりはほとんど下地処理で決まると言っても過言ではありません。下地処理を怠るとコーティングの皮膜が剥がれやすくなったり、コーティングしたのに艶が出なかったりとせっかくのコーティングが無駄になってしまいます。

専門店のプロもコーティング作業で最も労力と時間を使っているのは下地処理であり、それほど重要な作業ということが分かるかと思います。コーティング前の下地処理の手順は以下の通りです。

  1. エンブレムやパネルの隙間など細部の洗浄
  2. 洗車
  3. 鉄粉除去
  4. 水垢・油膜除去
  5. イオンデポジット(水シミ)除去
  6. 磨き入れ
  7. 脱脂

細部の洗浄と洗車を行う
まずは細部の洗浄と洗車を行いましょう。普段の洗車では手が届かないモールの隙間や、ゴムパーツの境目なども含め、コーティング前の洗浄と洗車は、普段以上に丁寧に行ってください。

鉄粉を除去する
鉄粉はこすると傷が付いてしまうので、専用の鉄粉除去剤と鉄粉取り粘土を使います。

まず鉄粉除去剤を吹きかけ、溶剤が鉄粉に反応して紫色に変化するまで待ちましょう。鉄粉が紫色に反応したら、鉄粉取り粘土を優しくペタペタと鉄粉にくっつけてください。こすると傷の原因になるので、くっつけて離すようにして鉄粉を除去しましょう。

鉄粉取りが終わったら、水で溶剤の残りを洗い流してください。

水垢・油膜を除去する
鉄粉が除去できたら、次は水垢や油膜を除去します。鉄粉除去剤を洗い流して洗車した後、塗装面が濡れた状態のままスポンジで油膜除去剤を塗りこんでください。水を弾かなくなったら油膜が除去できた証拠です。油膜除去後の工程では水気が必要ないので、作業完了後に洗車し、完璧に水気を拭き取っておきましょう。

イオンデポジットを除去する
次に、イオンデポジット(水シミ)を除去していきます。イオンデポジット除去剤をマイクロファイバークロスにしみ込ませ、塗装面に塗りこんでください。1度で取り切れない場合でも、数回塗りこんでいくと徐々にイオンデポジットが除去できます。

手作業や専用ポリッシャーで塗装面を研磨する
磨き作業は、手作業か専用のポリッシャーでコンパウンドを用いて行います。ポリッシャーがあった方が本格的な研磨ができますが、手作業でも簡易的な研磨は可能です。ポリッシャーならパッドに、手作業ならクロス布にコンパウンドを垂らし、塗装面を優しく研磨していきます。

コンパウンドの番手は細目→中細→極細(仕上げ用)の順に作業していくといいです。汚れやシミがしつこい場合は少し番手の粗いコンパウンドから始めてもいいでしょう。

研磨は一度に広い面積を磨くとムラになりやすいです。ボンネットやドアなど、パネルごとに分けて作業していくようにしましょう。一度に研磨する面積は20cm四方ぐらいが目安となります。

また、1点だけを磨きすぎるとクリアが削れてベースカラー層が出てくる可能性があるので注意してください。シミやスクラッチ傷が除去できたら磨きを終了し、残ったコンパウンドを洗車して洗い流しましょう。パネルの隙間や入り組んだ場所はコンパウンドが残りやすいので、丁寧に拭き取ってください。

脱脂剤をボディに塗り込む
最後に、コーティングの乗りを良くするために脱脂作業を行います。マイクロファイバークロスに脱脂剤をしみ込ませ、丁寧にボディに塗りこんでいきます。脱脂剤の塗り残しがないよう注意し、表面の油分を完全に取り除きましょう。脱脂が済んだら下地処理は完了です。下地処理は全体で半日以上かかり、各工程の作業時間の目安は以下の通りです。

  1. エンブレムやパネルの隙間など細部の洗浄=1~2時間
  2. 洗車=1時間
  3. 鉄粉除去=2時間
  4. 水垢・油膜除去=1時間
  5. イオンデポジット(水シミ)除去=1時間
  6. 磨き入れ=2時間
  7. 脱脂=1時間

コーティング施工

下地処理が完了すればいよいよコーティング施工です。自分でコーティング施工を行う際は、いかにムラを抑えるかがポイントです。塗布と拭き上げを丁寧に行っていきましょう。

コーティング剤を塗布する
コーティング剤を塗布する際は、研磨作業と同様パネルごとに分けて、20cm四方を目安に塗りこんでいきます。気温が高いとコーティング剤が乾きやすくムラになりやすいので、できるだけ小さな面積に分けて塗布していくことがポイントです。

コーティング剤を拭き上げる
マイクロファイバークロスで、ボディを丁寧に拭き上げていきます。拭き上げが甘いとムラになるため、拭き残しがないよう注意してください。また、拭き上げの際にコーティング剤を隣のパネルや窓ガラスに塗り広げてしまうことがあります。コーティング剤が固まるとムラになるため、塗り広げてしまった場合は忘れずに拭き上げておきましょう。

コーティング剤を乾燥させる
コーティングの乾燥は意外に重要なポイントです。乾燥が甘いとコーティング効果が発揮されなかったり輝きが最大限発揮されなかったりするため、慎重に行う必要があります。コーティングを乾かすポイントは以下の3つです。

  1. コーティング施工後は最低24時間水に濡らさない
  2. 天気が良くて日当たりが良い場合は日に当てると乾きが早くなる
  3. コーティング剤の乾燥に理想的な温度は15~40℃(寒すぎると乾きが遅くなる)

なお、24時間はあくまで最低限の乾燥時間です。完全に硬化するのは7~10日後なので、それまではできる限り水に濡らさないよう努めてください。

定期的なメンテナンス

コーティングは、施工後も定期的にメンテナンスを施すことで、寿命を延ばし美しい輝きを保つことができます。メンテナンスは専用クリーナーの塗布と洗車で十分なので、適度に実施することを心掛けてください。それぞれの頻度はボディカラーと保管状況によって変わりますので、以下で詳しくご紹介します。

洗車の頻度
濃色の車は洗車頻度が高く、青空駐車なら週1回、ガレージ保管であれば月1回が理想です。一方で、淡色の車はそこまでの洗車は不要で、青空駐車は月2回、ガレージ保管なら月1回の洗車で十分です。

コーティングメンテナンスの頻度
いくらコーティング済みとはいえ、日々の積み重ねで多少の汚れは蓄積します。そのまま放置するとコーティングを侵食してクリア塗装の層まで達してしまうので、専用のメンテナンス剤でケアしてあげましょう。

メンテナンスの頻度もボディカラーによって異なり、濃色の車は青空駐車なら月1回、ガレージ保管であれば2ヶ月に1回が目安です。一方の淡色車は青空駐車で3ヶ月に1回、ガレージ保管なら半年に1回のメンテナンスで十分です。

新車コーティング時の注意点

新車コーティング時の注意点

防汚に紫外線カットなど、嬉しいポイントの多いコーティングですが、内容によっては思ったような効果が得られないことがあります。そうならないために、事前に新車コーティング時の注意点を確認しておきましょう。

コーティング内容をしっかり確認する

コーティングと一口に言っても様々なものがあります。通常であればウォータースポットが付着しづらくなるコーティングですが、ものによっては逆にウォータースポットが付きやすくなることもあるので注意してください。

また、効果の割には値段が高いコーティングなども存在するため、内容(効果)が価格に見合っているかも吟味する必要があります。コーティング選びに迷った場合は、「プラズマコーティング」がおすすめです。

プラズマコーティングは汚れに強くウォータースポットも付きにくいです。その上施工費用もリーズナブルなため、効果と価格が見合っている万人におすすめのコーティングと言えるでしょう。

信頼できる業者に依頼する

ディーラーであれば信頼性が高いですが、一部のコーティング専門店の中には良心的とは言えない業者も存在します。

具体的には、コーティング内容や価格の説明が不十分だったり、ウォータースポット対策をしっかりと行っていなかったりします。知識のあるしっかりとした業者であれば、ウォータースポット対策について聞かれても的確に答えられるはずです。

ウォータースポット対策を含め、コーティングの効果についてしっかり説明できる施工業者を選ぶようにしましょう。信頼に足る業者がいる場合は、専門店に依頼してもいいと思います。

自分でコーティングする場合は塗りムラに注意

自分でコーティングする際に最も重要なポイントは、「いかに塗りムラを起こさないか」です。先ほど解説した手順通りに施工していればまず問題ないと思いますが、手を抜くとムラができて「結局業者に頼んだ」なんてことになりかねないので注意が必要です。

下地処理を十分に行う

コーティングの仕上がりは、下地処理の状態によって大きく左右されます。下地処理に時間をかけて丁寧に作業を進めると、キレイな仕上がりで効果が長く持続するコーティングになります。

まとめ

今回は、新車コーティングの効果や必要性、注意点などを解説しました。

自分でコーティングを施工する場合は、価格を抑えられる点が大きなメリットです。しかし、自分で施工する場合はムラになりやすかったりするので、特に下地処理は丁寧に施すようにしてください。また、乾燥中は水気に触れないよう天気予報を確認しておくようにしましょう。

ディーラーに新車コーティングを依頼する場合は、作業レベルのばらつきが少なく信頼性が高い反面、中間マージンが乗ったり効果の持続が短いことがあります。ですが、納車時には既に作業が完了している点は魅力です。

専門店に新車コーティングを依頼する場合は、最新の高性能コーティングを取り扱っていたり施工環境が整っているため、目に見える効果やこだわりがある方におすすめです。ですが、場所によっては内容や価格の説明が不十分だったり、作業レベルにばらつきがあったりするため、信頼できる業者を見極めた上で施工を依頼しましょう。

なお、プロに施工を任せた場合や自分で施工した場合でも、定期的なメンテナンスは必要不可欠です。せっかく新車コーティングを施すのであれば、定期的にお手入れしてピカピカの愛車でカーライフを楽しんでください!

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グーネットピット編集部

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グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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