コーティング・クリーニング
更新日:2020.06.26 / 掲載日:2020.06.26
コロナウイルスに負けない! 洗浄除染DIY PART1-4 リンサークリーナーの使い方
ハンドスプレーに一体化されている清水タンクの吸水口はヘッド寄りに設けられているため、ヘッドを上向きに保持した状態では水の出が悪くなる。また、ムラなく湿らすためには噴射レバーの連続操作が必須で、広い範囲を洗浄すると腕の筋肉が悲鳴を上げだす。そして、疲れてレバーを握る力やスピード、ストロークが弱まれば噴射量が減少することに。このような噴射量の変動に起因したと思われる洗浄ムラが発生した。業務機のように電動ポンプで噴射できれば利便性がアップし、洗浄ムラも防げるのでは?DIY魂が沸々とわき上がってきた。いずれ改造にチャレンジしたい。
バキュームホースを接続する
延長コードを利用して作業場所の近くまでAC100Vを延長し、電源コードを接続。準備が整ったところで本体上面の電源スイッチをONする。
洗浄する面にハンドツールを軽く当て噴射レバーを握って水を噴射。
それと同時に吸引口を洗浄面に押し付けつつ後方に移動させる。
手動ゆえ、噴射範囲がムラになりやすい
布地に浸透した水に溶け込んだ汚れを水ごと吸引するシステムゆえ、移動時は噴射レバーを握って水を噴射した範囲をヘッドをこすりつけるようにして吸引していく。このため、噴射レバーの連続操作が必須。
また、手動ゆえ握る強さの強弱に応じて噴射される水の量に差が生じ、時間が経つごとに疲れてもくるため、どうしても噴射量にムラが生じる。
噴射レバーを連続操作するのがコツ!
一定のリズムで連続的に噴射レバーを握ることが、洗浄ムラを防ぐポイントとなる。
また、ヘッドを下向きに保持すれば水は噴射できるため、垂直面は下から上に移動させることで洗浄可能だ。
さて、パッと見、汚れてないように見えても手が触れる部分は確実に汚れている。
事実、吸い取った汚水はこの通り、真っ茶色!
垂直なシートバックは水平に倒すと洗浄しやすい
リヤシートの座面もフロントと同様の手順で隅々まで洗浄する。
車体に固定されたままでシートバックが倒せるシートなら、水平に倒すことでヘッドの向きを気にすることなく、容易に洗浄することができる。
リヤシートもこの通り、かなり汚れていた。
若干、汚れムラが残ったものの気持ちよい手触りに!
多少ムラになってしまったが、香料入りのシートクリーナーを利用した際の不要な香り(製品によっては不快なケースも)を漂わすことなく、洗濯した後のタオルのような気持ちのよい肌触りに仕上がった。