故障・修理
更新日:2023.05.26 / 掲載日:2023.05.26

SUBARUサンバーを快走仕様!「車上エンジンオーバーホール大敢行!」1

前回まででバルブステムシールが原因か?のオイル下がりを解決したが、やはりオイルが減る。という事はオイル上がり?と思い、18万キロお疲れのピストンリング交換してみようとパーツを検索してもらったら、もろもろ最後の在庫があったので、思い切ってピストンやコンロッドまで交換することに。徹底バラシが始まったぞ。

■ Photo&Text Masahiro Kan ■ 取材協力 (株)不二WPC 

SUBARU サンバー 1995年式V-KV3
SUBARU サンバー 2007年式LE-TV1

 前回、痛恨のバルブコッタピン紛失事件の後、結局新品パーツを投入して何とかエンジンを組み上げて試走できるところまではこぎつけた。

 プラグのオイル濡れ具合を確認したところ、3番の濡れが酷かったトラブルは無事解決。

 バルブステムシールの交換は正解だったことがわかった。しかしオイルが割とよく減る……という事象はなかなか改善しない。

 プラグは濡れなくなったがカーボンスラッジも相変わらずで、オイルが燃えている事は間違いない。

 幸いにも白煙を吹いて走るほどではないので、距離的にもピストンリングだけ交換しておくのが得策ではないかな……と馴染みのディーラーに相談をしに行ってみた。

 ピストンリングはパーツとしてまだ普通に取り寄せることが可能と判明。とりあえず「ピストンはまだありますかね?」と聞いてみたら、ヒトケタ在庫しかないです……と回答がきた。

 条件反射のように「じゃピストンも」と発注してしまった。18万キロ超えの個体だから、動態維持を考えれば当然だ。

 機関系はすり減りまくっているわけで、特にエンジンはカナメだから使う使わない以前に保存パーツとしても重要なのだ。

エンジンオーバーホールに必要な部品をいろいろ用意してみた

砂利の中で使用したバルブコッタピンは発見できず新品をオーダー「13210KA031」新品は角がしっかり立っていて収まりもGood!
ロッカーアームシャフトを元に戻して規定トルクで締め付ける。意外とトルクが小さいのできちんとトルクレンチを使って締める。
ステムシール交換後500キロほど走行してプラグを点検。3番のオイル濡れは直ったが、相変わらずオイルが燃焼しているようで黒い。
新品のピストンが入った箱のテープ封印はパリパリ!俗にいうNOS(New Old Stock)。随分と昔からずっと保管されていたものだろう。
ピストンセット、リングセット、メタルセットを導入してみようかと。思い切って全部入れればエンジンだけほぼ新車状態になるはず…。
ピストンセット購入後「もしや!」と思いコンロッドも調べてもらったら、ありました!ちょっと企みを考えていて追加で購入。
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