故障・修理
更新日:2023.03.01 / 掲載日:2023.03.01
DATSUN「フェアレディ」再起動!!【VOL.23】
これまで数々のクルマを再生(?)してきたハリー山崎。本人的には上手くいってます!と抗弁してますが、編集部としては、フェアレディのレストアは結構ヤバイのでは?(汗)と。はたして本人の目論見どおりに作業は進むのか? 佳境のボディ塗装編、大作戦発動!
●文&写真:ハリー山崎
29.固着したブレーキピストンは万力で強制的に押し出すことに
ブレーキピストンが固着が酷く抜き取ることができない。そこで万力で押し戻すことにした。3年前に日本に到着した時はブレーキは問題なく作動していたので、保管中に発生した錆が原因だろう。
30.シール外側の錆を落として固着の原因を解消
ピストンを取り外してみると、ブレーキシール内側のシリンダーやピストンは問題ない。固着の原因はシール外側部分の水分侵入による錆だった。軽く錆びを落として対処しておけば大丈夫だろう。
31.塗装工程もいよいよ大詰め、なんとか終わりが見えてきた
今回行う塗装の順番をおさらいすると、鉄地肌の上には2液タイプのエポキシ系防錆プライマー→プラサフ→上塗(白)→クリア塗装を行う予定。防錆性能はプライマーに大きく左右される。
32.ダブルガン体制で一気塗り。美しい白に仕上がる姿に感動
ダブルガンで塗りむらなく一気に塗装する様は、まるで本格的なファクトリーの塗装ラインのようで感動しました。艶の具合を確認しながら再び塗装し、最後にクリア塗装で仕上げていく。
33.細かなダストは乾燥前に除去。大満足の仕上がりです
細かなダストは乾燥前に慎重に取り除く。学校の実習棟という限定された場所と限られた塗装時間にもかかわらず、塗料の垂れの補修や磨き作業も必要としない仕上がりにビックリ。感謝しかありません。
34.難関の塗装工程をクリア。プロの手助けに感謝です
う、美しすぎる!無理に自らのDIY塗装に挑戦しなくて良かった(笑)。残るはエンジン調整、テストコース走行、内装、並行輸入届け、車検準備など。次号からはハリーズガレージで行います!