故障・修理
更新日:2022.08.24 / 掲載日:2022.08.24
SUBARUサンバーを快走仕様!「2022年版 サンバー用富士重工製造廃止部品情報」2
よく通うスバルディーラーに部品発注に行ったら、いつもの担当から「かなり部品がなくなってきてます」といきなりの宣告。日頃からサンバーを整備しているわけだから、部品発注も頻繁。そこでディーラー経由で今どのくらい部品が手に入るのかを徹底調査してみた。ただし、所有車の車体番号から個別に聞き出した情報なので、完全網羅というわけではないかもしれないが、それでも相当マズイ状況になってきているのは事実だ!
■ Photo&Text Masahiro Kan ■取材協力 神奈川スバル平塚店
昨日まであった部品がトツゼンなくなるという現実をかみしめる
我が家からほど近い神奈川スバル平塚店で部品発注を行なっているが、まぁ新車は買わない、整備は頼まない(TV1は買ったけど……)ディーラーにとっては酷い客なのだが、サービスフロントと仲良くさせてもらっていることから、時々情報をもらったりしている。
確か春先あたりだったか「サンバーの部品がかなり無くなってます」という情報を得たのだ。その時はTV系のヘッドライトとワイパーアームの部品が製造廃止だという。
えええええ!びっくりしたのはいうまでもない。まだ現役バリバリで街中で見かけるTV/TW系である。このカタチを街中で見かけない日はないだろうというクルマだ。それのヘッドライトだと!
それがきっかけとなって、こりゃ連載しているこちらにも影響が出てしまうことは間違いない。
とにかく徹底調査をしなければ、2台のサンバーくんを維持することができなくなってしまう。もしやEV化のための倉庫整理ということも考えられる。
別情報でもスバルの部品が大量に破棄されたという情報があったので、昨日までメーカー在庫があったものが今日は無いという事態が現実に起きている。連載を始めた当初に部品番号を記載していたものは、いまや製造廃止になっている可能性が非常に高いのだ。
今回の調査でディーラーでは簡単に部品在庫が調べられるのだが、そのためには車体番号を入れなければならない。そこで2台の車体番号からまず検索して、そこから派生して検索をしていく方法をとったので、漏れは多分にあることをご承知いただきたい。
外装関連部品の最新情報
外装系は車両を維持するためにかなり重要なパーツばかりだ。
ドアが開かなきゃ運転席にも座れないし、雨漏りしたら乗りにくいなどなど、箱を快適な空間にするためにはとても重要なのだが、車両に合わせて作られた部品ばかりなので、まず最初に製造廃止というコトが多いのも事実だ。
写真のバツマークを見てもられればわかると思うが、KV系はかなりやばい状況。
旧車の場合、まず最初に製造廃止になるのがゴム類だが、サンバーはまだウインドウを固定するためのゴム類は大丈夫なのが嬉しい。
古くなって車体が腐食などした場合に全塗装が前提となるが、そういった場合でも新品(いつ製造されたかは不明だが)のゴムでガラスを取り付けられるのがありがたいことだ。
過去記事で紹介したドアスイッチのゴム単品(83443KA020)がついに製造廃止となり、スイッチアセンブリーでしか入手できなくなった。KV3クラシックはフロント周りの灯火類は全滅でテールランプアセンブリー、レンズ、シール類も製造廃止。
TV系は1999〜2001あたりのRev.A~Cのヘッドライトが製造廃止。唯一他車共用と思われるサイドマーカーレンズはどちらも購入できる。
T系は大丈夫だが、K系はワイパーモーターが製造廃止なので、車検を通らない車が出てきてもおかしくはない。