故障・修理
更新日:2022.06.08 / 掲載日:2022.06.08

帰ってきた!『ジムニー』ハコ替え計画22 「フロント周辺のサフェーサー塗装」3

2代目ジムニーの四角いボディが採用されている最後のモデルであるJA22W。ジムニーシリーズで初めてコイルスプリングが採用された。2代目のジムニーシリーズの中では乗り心地がいい。

JJA22Wをベースに、JA71Cのオープンボディと交換してしまおうというハコ替え計画。そろそろ部分的にでも塗装作業に入ろうと、フロント周りを修正して、塗装の下地のためにサフェーサーを吹いてみた。

●文&写真:橘 祐一

パーツを外して足付け。そしてしっかりマスキング

 凹みの修理が終わったら塗装の下準備。まずは塗装に邪魔になりそうなパーツを取り外す。

 前回オールペンした時には作業時間があまりなかったので、ほとんどのパーツをマスキングして塗装してしまった。そのため、あちこちで塗料がはみ出したり、隙間から塗装前の色が見えたりして少し不満だったのだが、今回は作業時間もたっぷりあるし、そもそもまだ組み立て途中なのでほとんどのパーツは取り付けていない。

 これなら作業は楽勝だ、と思っていたのだけれど、サイドウインカーのネジベースのプラパーツや、フロントグリルをキャッチするクリップが全然外れない。プラパーツはほとんど綺麗に外すことができずに破壊してしまった。新品のパーツが出なかったらどうしよう。

 邪魔なパーツを取り外したら、塗料がしっかりと定着するように、ボディの表面を耐水ペーパーで削って足付する。だいたい塗装する時の足付けは#600程度のペーパーを使用するのだが、あいにく#600が見当たらなかったので、#400で足付けしておいた。サフェーサーだし、ペーパー跡は残らない、と思う。

 足付けが終わったら全体を脱脂しておく。シリコンオフは高いのでパーツクリーナーで。ボディを綺麗にしたらマスキング。

 塗料の粒子は細かくいろんなところに入り込むので、しっかりとマスカーでガードしておくことが大切。といいながら、結構アバウトなマスキングだけど……。

樹脂パーツはほとんど破損してしまった

エアコンの配管を取り付けた時に、前側の配管をフロントのパネルに取り付けてしまっていた。このステーを取り外しておこう。

ボンネットを支えるストッパーの棒は、樹脂のクリップで固定されているのでコレを開き、クリップ自体もボディパネルから引き抜く。

ボンネットを閉じた時に高さ調整するクッションは、半時計方向に捻るだけで取り外すことができる。20年以上が経過しているので、ゴムが硬くなっている。できれば交換したい。

ヘッドライトの固定と光軸調整の役割を果たすネジには長いスプリングがついている。取り外しは簡単だが、錆びていてちょっと固着気味。

グリルを固定するためのステーを取り外す。純正グリルを使用していないので、このステーはなくても問題なさそうだが、一応元に戻す予定だ。

グリルを固定するクリップは、左右の穴から爪を押し込むと外れる仕組みのようだが、全然外れない。強く引っ張ると割れてしまう。結局全てのクリップを割ってしまったのだが、新品パーツ出る??

前回サフ吹きしたウインドウフレームは錆止め程度だったので、もう一度修正してから塗装できるようにきちんとサフェーサーを吹き付ける。凸凹のパテ跡をしっかりと削り落としておく。

小型のエアサンダーを使って足付け。というより、パネルの汚れや劣化した塗料表面を削り落とす感じで隅々まで綺麗にする。

エアサンダーでは届かない部分は、パッドに耐水ペーパーを取り付けて研磨。複雑な形状なので、パッドなしのペーパーで細かい部分も。

表側は前回缶スプレーでサフェーサーを吹いたので一見綺麗だが、今回はもう少し厚塗りするので表面をしっかり研磨しておく。

ペイントしてある部分にもペーパーで足付け。ツールボックスの中から研磨用のパッドを発見したので使ってみたが、ちょっと目が細かい?

フロント上部のパネル部分にはエアコンの使用冷媒を示すステッカーが貼られていて、前回のオールペンの時にマスキングして塗ったので、ステッカーを剥がしたら段差が出現。これが取れない。

足付けが終わったら、削り取ったパテや塗料のカスで粉まみれになったボディをブロアーで吹いておく。溜まったホコリも吹き飛ばして。

ボディ表面に残った油分や汚れを落とす脱脂作業を行う。本来はシリコンオフなどを使用するが、なかったのでパーツクリーナーで代用した。

塗料が余計な部分に付着しないように、ビニールのマスカーを使ってしっかりとマスキングを行う。塗料は隙間にも入り込むので、塗りたくない部分にはしっかりとマスキングをしておく。

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