故障・修理
更新日:2021.12.27 / 掲載日:2021.12.27

DIY“俺”バイク製作記【VOL18】

自分だけのオリジナルバイクを作ってみたい!そんな思いからスタートしたオートメカニック誌の長期連載企画。さまざまな困難を乗り越えて完成を目指す!
 前回の作業でやり残してしまったタンクの漏れチェックとフレームへの固定。そして、本塗装の1歩手前までの仕上げ。今月はこれらを行い、ドカッと座った状態でハンドルやステップのポジション確認ができる状態にまで仕上げる。
●文:オートメカニック編集部(鈴木伸一) ●写真:飛澤 慎

前回やり残した作業をキッチリ完了させる
 アルミタンクの製作は思いの外手間がかかる。そんなことは重々、理解しているつもりだったが、実際に目にしたら想像以上だった。
 当初、磨き上げたアルミの地肌を生かす予定だったため、細かな凹凸もパテで埋めるというわけにはいかず1つ1し修正していた。これの処理がとんでもなく手間と時間がかかるのだ。
「アルミ=軽い」、誰しも頭に思い描くイメージではないだろうか。薄い板なら確かにそうだが、厚みのある板は手にずっしりくる。このため、分厚いアルミ板を利用すれば削り込める余裕があって加工が楽なものの、ヘタをすると鉄製のタンクより重くなってしまう。
 これではアルミ材を利用する意味が半減してしまうため、必要最低限の強度が確保できる薄板で製作している。それゆえ、細かな凹凸だからといって無闇に削り込む訳にはいかないのだ。
 そんなわけで予定していた作業時間を大幅にオーバーしたとしても完成の目処が立たないという状況に。そこで、アルミの地肌は諦め、パテで凹凸をならした上での全面塗装仕上げとすることにした。が、それでも時間が足らず、やり残しが……。今月はそのやり残した作業をキッチリ完了させる。
■ 今回のお題は「タンク&シートの仕上げ」
ガソリンは浸透力が高く、微細なピンホールでもジワジワと漏れ出てくる。燃料タンクの設置場所は走行中高温となるエンジンの真上。そんな燃料漏れは車両火災を引き起こす危険があるため、機密性のチェックは欠かすことができない最重要チェック項目なのだ。これまで行ってきた作業は大きく分けてこの3つだ。
★その1 オリジナルフレームを作る
★その2 シートカウルを作る
★その3 アルミタンクを作る
取材で毎回お世話になっているのが「表現工房」さんだ
表現工房 八王子作業所・事務所


モノ作り教室を開催している「表現工房」の本拠地は東京都八王子市の「八王子作業所」で、幹線道路に面した路地の突き当たりにある。


〒193-0813
東京都八王子市四谷町604ー3
●URL/http://hyougenkoubou.jp/
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内外出版/オートメカニック
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