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整備・修理・塗装・板金 [2021.09.07 UP]

DIY“俺”バイク製作記【VOL10】

自分だけのオリジナルバイクを作ってみたい!そんな思いからスタートしたオートメカニック誌の長期連載企画。さまざまな困難を乗り越えて完成を目指す!

 製作したフレームは「スクランブラー」に仕立てるべく設計されたものだったため、オリジナルバイクも当初はその方向で製作する予定だった。が、諸般の事情から「スポーツ」モデルへと変更。それに伴いパーツの製作順も微妙に変化してきた。
●文:鈴木伸一 ●写真:飛澤 慎

04:雌型を製作する

原型に離型処理してガラスクロスを積層する

 原型が完成したところでシートポジションを確認してみることにした。

 事前に製作しておいたタンクの原型ベースをフレームにセット。その後方にシートの原型を置いて座ってみたところ、当初図面に書き込んだ配置だとかなり窮屈で、スポーツモデルとしては前過ぎることが判明した。そこで、シートを後方に少しずつズラしていって最適なポイントを探ってみた。

 その結果、シートの取り付け位置を100mm後方に下げることにした。これにより、事前に製作しておいたタンクの原型ベースの作り直しが確定。ステップを製作する必要もでてきた。

完成した原型を仮置きしてシートポジションを確認する

完成したシートの原型をフレームに仮置きして座ってみたところ、当初予定していた固定位置より後方に下げる必要があることが判明。これだとタンクとの間に隙間が生じるためタンク形状も変更することにした。

原型の末端に厚紙でフランジを成型する

原型側面の絞り込み形状を写し取ったテンプレートを厚紙に重ね、ペンでなぞって形状を転写。その線を40mm開いたコンパスの針先でなぞるようにして40mm離れた位置に平行線を描く。その外側の平行線に添って切り出し、転写した線の内側面に溶解したグルーを塗り付ける。そして、転写線が側面形状に合致するよう原型の底に貼り付ける。原型の前端に厚紙を垂直に貼り付ける。後端に厚紙を重ねて末端形状を写し取る。転写線に沿って切りだし、末端から均等に40mmはみ出させた状態で貼り付ける。各フランジ同士のつなぎ目をテープを貼って接続する。

紙粘土でつなぎ目の隙間を埋める

原型の外周末端とフランジとの間に生じた隙間に紙粘土を詰め込んで埋めていく。紙粘土を充填した面を水で濡らしたウエスでなぞって、平らに均して一段落。紙粘土が乾燥するまで、このままの状態でしばらく放置する。

離型剤をムラなく塗り込み乾燥させる

ウエスをボール状に丸めて持ち、FRP離型用特殊ワックスの表面を擦って付着させる。原型の表面に縦・横の繰り返しで直線的に、FRP離型用特殊ワックスを塗り伸ばす。隅々までムラなく塗り込んだところで放置し、十分乾燥させる。このFRP離型用特殊ワックスの塗り込み作業を最低3回、繰り返す。

ポリエステル樹脂に規定量の硬化剤を混ぜ合わせる

計量カップの100ccの目盛り位置まで、ポリエステル樹脂を流し入れる。計量したポリエステル樹脂を紙コップに写し、硬化剤を添加する。添加量は2%(夏は1%)で、100 ccなら2 cc。計量目盛りが刻まれたスポイトを利用して正確に計量し添加する。硬化剤を添加したら、ミキシングバー(割り箸で代用可)で素早く攪拌する。

ガラスマットを積層していく

まずフランジ面を処理する。クロスを貼る面にポリエステル樹脂を垂れない程度に塗りつける。小さくカットしたガラスマット(名刺サイズにカットして適度に揉みほぐしたものを複数枚、事前に用意しておく)をフランジから原型へと橋渡しする形に貼り付ける。刷毛にポリエステル樹脂を軽く染みこませ、毛先で突くように押しつけながら樹脂を浸透せていく。樹脂が浸透して隅々まで透明になったら、マット端が重なり合うよう次のガラスマットを貼り、樹脂を染みこませる。これの繰り返しで1周する。

フランジ面が決まったら残面を処理する

フランジ面に貼り込んだガラスマットの端にマット端が重なり合うよう貼り込み、樹脂を染みこませた刷毛の毛先で突くように押しつけつつ樹脂を浸透せていく。同様に残りの面にガラスマットを貼り込む。広い平面の座面は座面サイズにカットしたガラスマットを1枚貼り。樹脂を塗り付け脱泡ローラーで擦って均一にガラスマットに含浸し、平に仕上がるよう泡抜きと表面慣らしを行う。

さらに補強リブを設け、完全に硬化させる

帯状にカットした厚紙を座面の中心ライン上に垂直に立たせ、グルーで仮止めする。カウル側面にも厚紙をリブ状にグルーで仮止めする。原型から厚紙へ橋渡しする形にガラスマットを貼りつけ、樹脂を染みこませた刷毛の毛先で突くように押しつけつつ樹脂を浸透せていく。カウル側面に仮止めした厚紙面にも同様にガラスマットを貼り込み、完全に硬化(気温30度以上で約15分~30分ほど、気温15度で日干しして約1時間以上)して表面がカチカチになるまで放置する。

表現工房 八王子作業所・事務所

〒193-0813
東京都八王子市四谷町604ー3
●URL/http://hyougenkoubou.jp/

モノ作り教室を開催している「表現工房」の本拠地は東京都八王子市の「八王子作業所」で、幹線道路に面した路地の突き当たりにある。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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