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整備・修理・塗装・板金 [2021.09.03 UP]

DIY“俺”バイク製作記【VOL8】

自分だけのオリジナルバイクを作ってみたい!そんな思いからスタートしたオートメカニック誌の長期連載企画。さまざまな困難を乗り越えて完成を目指す!

 製作したフレームは「スクランブラー」に仕立てるべく設計されたものだったため、オリジナルバイクも当初はその方向で製作する予定だった。が、諸般の事情から「スポーツ」モデルへと変更。それに伴いパーツの製作順も微妙に変化してきた。
●文:鈴木伸一 ●写真:飛澤 慎

02:原型を製作する(その2)

仕上がった半面形状を残り半面に転写する

 残り半面は目的の形状に仕上げた半面形状を転写して、左右対称になるよう仕上げる。具体的には「型取りゲージ」を駆使して複数の箇所の断面形状を写し取ってテンプレートを製作。そのテンプレートで仕上がり形状を確認しながら削っていくことになる。

 なお、「型取りゲージ」とは凸凹に添って自由に動くステンレスの針金が鉄板に挟まれて一列に束ねられた構造の型取り専用ツールで、型取りしたい面に押しつけるだけと使い方は簡単。それでいてどんなに複雑な形状も写し取ることができる優れもの。DIY派なら是非持っていたいツールの1つにあげられる。

型取りゲージで形状を写し取る

型取りゲージを押し当てて断面形状を写し取る。厚紙に重ね、ゲージ面をペンでなぞって断面形状を厚紙に転写。記入した線に添ってハサミでカットしてテンプレートの完成。断面形状を写し取った部位に当ててピッタリ密着するか確認する。OKならテンプレート側面をペンでなぞって転写位置をマーキング。さらにプレスラインと交差するポイントをテンプレートに印す。

同様の手順で複数のポイントを型取りする

最初にテンプレートを作ったカウル後部の垂直方向の断面形状をもう1カ所、写し取ってテンプレートを製作する。水平方向も1カ所、テンプレートを製作。断面が長くて型取りゲージで写しきれなかった面は、厚紙を重ねて現物合わせで延長する。延長面はテープを貼って固定し、余分な面をカットする。座面は平面部後方のもっとも厚みのある部位でテンプレートを製作する。座面前方の末端形状は、シート中心を基点にテンプレートを製作する。線が入っている位置が断面形状を写し取ったところで、このように同一面は位置をズラして複数製作する。これらが今回製作したテンプレートで、完成までに結構時間が掛かかった。

末端の断面は薄紙を当てて形を写し取る

座面後方端の断面形状は薄紙を押し当てて直接写し取る。この際、紙端がシート中心線に合致するよう当てて密着。ズラさないよう押さえながら形状を移し取る。切り出して写し取った面に当てがい、形状に狂いがないか確認。OKならシート中心線を基点に反転させ、ペンでなぞって断面形状を転写する。そして、修正マージンを残した大まかな形状に削り込む。

シート末端の断面形状をおおまか合わせる

カウル面の末端も薄紙を利用して直接写し取る。座面後方端と同様、シート中心線を基点に転写して反転させるが、プレスラインを境に削り込む方向は変化する。このため、ライン位置をテンプレートに記入。反転させてプレスライン位置を印し、とりあえず形状合わせはその位置までに留めておく。

テンプレートで確認しつつ少しずつ削る

異なる方向・角度で交差している面を一方向から一気に削ってしまうと、そこに交差する面の残すべき部位まで削れて修正が必要になるなど、余計な仕事が増えるばかりか形状合わせも繁雑になる。このため、交差面は交互に少しずつ、テンプレートを当てて仕上がり具合を確認しながら削っていく。カウル末端の形状合わせをプレスライン位置までに留めておいた理由も同様で、プレスラインから外側の末端形状はプレスライン形成してから転写し、削り出す。ただし、これも一気に削らずにある程度の修正マージンを残しておく。周囲の形を整えているうちに削るべき角度が変化してくる可能性があるからだ。

おおまか削ったところでラインを再現!

大まか形が整ったら、薄紙を利用してプレスラインの端から端までの形状を写し取ることで正確なライン取りを転写。それに合わせて細部を削り込み、最終的な形に仕上げていく。座面の絞り込み形状を写し取ったテンプレートを作って転写。座面側面を削り込み、後方へとつながるラインを整える。このようにテンプレートは進行状況や必要に応じてこまめに製作することが肝心だ。最後に、各テンプレートを該当部位に当てて仕上がり具合を確認。必要に応じて修正を加えて完成だ。

フレームに載せて収まりを確認!

図面にあったリヤサス上部支点の削り込みは行わなかった。必要になったとき現物合わせで追加加工すればよいからだ。フレームに載せて収まり具合を確認。想像していたより小ぶりだが収まりは良い。OKだ。

取材で毎回お世話になっているのが「表現工房」さんだ

表現工房 八王子作業所・事務所

〒193-0813
東京都八王子市四谷町604ー3
●URL/http://hyougenkoubou.jp/

モノ作り教室を開催している「表現工房」の本拠地は東京都八王子市の「八王子作業所」で、幹線道路に面した路地の突き当たりにある。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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