車検切れしたのにお金がない時はどうすればいい？

車検は税金や自賠責保険料、整備費用など、まとまったお金が必要になります。普通乗用車の車検は2回目以降、2年ごとにやってきます。しかし、どうしてもお金がやり繰りできず車検切れになるケースも想定されます。このような時、一体、どうしたらいいのでしょうか。ここでは、車検切れをした場合、極力お金をかけずに車検を受ける方法を説明します。

この記事の目次

1. ユーザー車検で出費を抑える
2. 車検ローンやクレジットカードなどでお金を借りる
3. お金が貯まるまで車検を通さない

ユーザー車検で出費を抑える

一般的には整備工場やディーラーなどの専門家に車検を依頼するケースが多いですが、ユーザー車検という制度もあります。専門家に頼らず、自分自身で陸運支局の検査場に車を持ち込み、車検を受けるものです。自分で点検・整備が行えるようであれば、費用も安価に済むため、車検の出費を抑えることができます。ユーザー車検自体は、車に不慣れな方でも車検場の係員の指示に従えば、スムーズに検査が進めることが可能です。しかし、車検の検査項目は多岐にわたり、それらすべてに合格する必要があります。
日ごろから自動車の状態をチェックし、タイヤの残り溝や排気漏れ、ヘッドライトの光軸の調整などを確認・整備ができるのが前提です。少し上級者向きと言えますが、車検の費用を抑えるための一つの方法と言えるでしょう。

車検切れで車検を受ける際に、出費が重なって手元に現金が不足している場合の対応を考えてみましょう。ディーラー系整備工場では、カードで精算ができるケースが多いようです。どうしても現金が足りない場合は、ディーラー系整備工場をはじめ、カードが使える整備工場に依頼することも検討すると良いでしょう。他にも各金融機関のマイカーローンを利用する方法があります。マイカーローンと聞くと、車の購入の際に活用するローンというイメージですが、車検などにも活用できるものもあります。どうしても車検費用を準備したいという場合には、借入条件を確認・比較の上、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

車検切れした場合、お金が貯まるまで車検を通さないのも賢明な策です。車検が切れたとしても、公道を自走せず、駐車場等に保管するだけなら適法です。一定の期間を経て再度、車検を受けても、法定費用などは変わりません。ただし、この場合はあらかじめ車を使用しない期間が想定できるのであれば、加入している任意保険の等級が変わらないように「中断証明書」を取得することをおすすめします。車検は新車登録からの初回車検を除き、自家用乗用車の場合2年ごとにやってきます。車検費用が不足しないよう、しっかりお金を積み立てておくのが大切です。どうしても車を使用しなればならないのであれば、ユーザー車検を実施するか、支払い方法を検討するか、いくつかの方策が考えられます。無理のないように自分に合った方法で車検を取得することをおすすめします。