車検時にクーラント液(冷却水)の交換・補充は必須なのか

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車検 [2018.08.29 UP]

車検時にクーラント液(冷却水)の交換・補充は必須なのか

車検を控えて車を整備に出した際に指摘されることが多いものに、「クーラント液(冷却水)」の交換や補充があります。クーラント液とは、別名LLC(ロング・ライフ・クーラント)とも呼ばれている液体のことであり、ラジエーターからエンジン内のウォータージャケットを循環させることによって、エンジンの熱を下げる役割を持つ冷却水です。今回は車検を受けるにあたって、「クーラント液の交換や補充は必須なのか」ということについて解説します。

クーラント液は車検での検査対象となっているか

「クーラント液の交換や補充」をアドバイスされることが多いのは、ほとんどが車検を受ける前に行う整備段階においてのものです。そのため、車検にはクーラント液の交換や補充が必須であるイメージがありますが、実際のところは車検時にクーラント液そのものが検査対象になるわけではありません。ただし、クーラント液は車のボンネットを開けると、白っぽい半透明の容器に入っているものなので、どんな「色」をしているかは簡単に目視可能です。
通常のクーラント液の色はメーカーによって異なり色鮮やかなピンクもしくはグリーンですが、特に成分に違いはなく、劣化してくると茶色っぽく濁ってきます。車検でクーラント液そのものの検査はないものの、簡単にその「色」が目視可能であることから、、車の状態を維持するためにも、車検整備時に交換や補充を勧められるのです。

クーラント液の交換や補充の重要性

クーラント液には、一般的に「不凍液」「防腐剤」「防錆剤」が含まれています。そのため、寒冷地で気温が氷点下になっても凍ることなく、またエンジンが動いている間、クーラント液は絶え間なくラジエーターとエンジン内部を循環しながら、効率良くエンジンの熱を下げてくれています。そのような仕組みになっていることから、クーラント液は使用頻度や走行距離に比例して、少しずつ劣化していくのです。また、特に漏れなどの問題がない状態であっても、高温になるエンジン内部を冷却するため、微量ながら蒸発して減っていくこともあります。クーラント液が劣化したり減少してしまうと、エンジンの熱を下げる性能低下やラジエーターやウォータージャケット内部に錆が発生するなど、十分なエンジン冷却ができなくなりオーバーヒートを起こす可能性が高くなってしまいます。それを防ぐために、定期的な交換や補充が必要になってくるのです。

クーラント液はどのくらいの頻度で交換・補充するのがベスト?

現在販売されている車のほとんどは、「LLC」または、より寿命が長いとされている「スーパーLLC」が使われています。両者は寿命以外には特に性能に違いはありません。交換の目安として「LLC」 は2~3年での交換が推奨されています。「スーパーLLC」の場合は、新車で走行距離16万kmまたは7年、2回目以降は8万kmまたは4年と長めになっています。どのタイプのクーラント液(LLC)が使われているかについては、取扱説明書やメンテナンスノートに記載されているので、オーバーヒート防止の観点からも定期的な交換を怠らずに実施しましょう。クーラント液(冷却水)の劣化や減少は、車の中でも基幹部品となるエンジンの破損にもつながるため、そのメンテナンスも重要となります。車検を受ける際の整備・点検においてクーラント液について指摘を受けた場合は、整備士と相談をしながら交換や補充をすることをおすすめします。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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