パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

タイヤ交換の際の古いタイヤの廃棄方法とは

自動車のメンテナンスの中でも、他と比べてかなり高い出費となってくるのが、タイヤ交換です。タイヤ交換は専門家に依頼するのが一般的ですが、この時に気になるのが、タイヤ交換後のいらなくなったタイヤの廃棄についてです。古いタイヤを何らかの方法で廃棄処分する必要がありますが、タイヤ交換店に廃棄してもらう以外には、どのような方法があるのでしょうか。今回、タイヤ交換の際の古いタイヤの廃棄方法について解説します。

タイヤ交換時に出た古いタイヤは粗大ごみに出すことができるのか

まず最初に思いつくのが、家庭ごみと同じように回収してもらうことですが、タイヤは一般の家庭ごみ回収に出すことは不可能です。また、家庭で出る大型の可燃・不燃ごみを、地方自治体もしくは指定業者が一定の処分料を取って、回収・処分している「粗大ごみ」としても、タイヤは「適正処理困難物」に指定されているため、廃棄することができません。

タイヤ交換の際の古いタイヤの廃棄にはどんな方法があるのか

タイヤ交換の際の古いタイヤの廃棄方法には、大きく以下の3つが挙げられます。

1.地方自治体の施設に処分を依頼するタイヤは前述したとおり、定期的に自宅の近くにまで回収に来る、一般ごみとしては廃棄できません。ですが、地方自治体によっては別途処分料を支払うことで、持ち込みでなら廃棄処分を請け負っているところもあります。

2.専門の処理業者に持ち込む地方に多く点在している認定業者に持ち込めば、タイヤを有料で廃棄処分してくれますが、料金的には地方自治体より高い傾向にあります。ただし、業者によっては重いタイヤを自宅まで取りに来てくれることもあり、メリットと言えます。

3.タイヤ交換業者に引き取ってもらう一般ユーザーがタイヤ交換をする場合、各ディーラーの整備工場やガソリンスタンド、カー用品店などに依頼しますが、その際、タイヤ交換業者は交換した古いタイヤを引き取るよう、環境省から要請されています。

そして、購入や交換を伴う際は、「処分費」の名目で料金を徴収できない決まりになっており、一般的には工賃に含まれます。タイヤ交換の際にそのまま廃棄することができるので便利です。ただし、タイヤの購入・交換を伴わずに古いタイヤの持ち込み処分を依頼した場合では、1本数百円単位で料金を請求されることもあります。

ホイールが付いているタイヤの廃棄はどうしたらいい?

山間地や北部地方にお住まいの場合、スタッドレスタイヤをホイール付きで保管しているケースがあります。また、純正ホイールから社外品に付け替えているケースでも、純正ホイールとタイヤをセットでしまい込んで、そのまま放置をしてしまい、自動車の乗り換えなどの理由で、不要になることがあります。この、不要になったホイール付きのタイヤを処分する時は、カー用品店などでホイールからタイヤを外す作業を依頼し、古いタイヤは前述の方法で廃棄しましょう。ホイールの方は、鉄やアルミを回収している業者に持ち込むと、そう高くはありませんがいくらかで買取してもらえることもあります。さらに、タイヤの残溝が深くホイールにも傷みが少ない時は、インターネットオークションに出品すると、高く売れる可能性があるほか、中古タイヤやホイールの買取をしている業者も存在します。そのため、状態の良いタイヤやホイールの場合は、すぐに廃棄と決め込まず、オークションへの出品を検討したり、専門の買取業者をあたってみると良いでしょう。タイヤ交換を専門家に依頼した場合は、不要なタイヤであればその場で引き取ってもらいましょう。自分でタイヤ交換をした際なども、不要なタイヤが出た時は、交換業者に引き取ってもらうのが、コスト的にも手間の面でもベストだと言えます。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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