カーナビの更新方法の種類とそれぞれの特徴（メリット・デメリット）とは

カーナビには様々なタイプがありますが、どのタイプも購入時と同じ地図のままで使用し続けるわけにはいきません。では、ナビの地図データを更新するにはどのような方法があるのでしょうか？ここではそれぞれのナビの更新方法と、メリット・デメリットについて見ていきましょう。

カーナビの種類と、それぞれの更新方法は以下の通りとなります。

HDDナビは高精細液晶を搭載したモニターや、地デジ機能など、ナビ以外のAV機能でも高性能なナビゲーションシステムとして知られています。マップの情報量も群を抜いていて、表示方法もドライバーズビュー3D表示を始め、道路の車線数や右左折表示なども実際の道路と変わらない再現度です。そんなHDDナビの更新方法は、自分でHDDを取外してメーカーに送り更新してもらう方法と、ショップへ持ち込みHDDを取外してもらい、その場で更新してもらう方法があります。ショップへの持ち込みは更新料にプラスして取外し費用も発生するので、自分で取外した方が安く済むというメリットもあります。しかし、メーカーへ送ったら返送されるまでナビが使えない状態となりますので、すぐに使いたい場合はショップへの持ち込みの方がメリットがあると言えるでしょう。

カーナビの心臓部にフラッシュメモリーなどの記録媒体を用いたメモリーナビは、フラッシュメモリー特有の高速アクセスによるルート検索や、マップ表示の早さ、省エネ機能など、HDDナビにも劣らない機能のものもあります。HDDナビでは機能過多だと感じる人は、メモリータイプのナビを選ぶ傾向にあるようです。そんなメモリーナビの更新方法は、通信モジュールとSDカードを使って車の中で更新する方法と、自宅のパソコンから更新サイトへアクセスし、SDカードに情報をダウンロードするタイプがあります。車内での更新は、車を運転してナビを使用しながらでも更新ができるので、自宅にパソコンがない人や、忙しい人などに向いているメリットがありますが、通信速度の都合上データ更新に時間がかかるので、自宅にパソコンがある人は、更新サイトからSDカードへ情報をダウンロードする方法での更新をおすすめします。

取付ける車種を選ばず、簡単に着脱できることから人気の高いポータブルナビは、その価格の安さも魅力の一つでもあります。ポータブルナビの更新方法はメモリータイプと同様、通信モジュールからのダウンロードとなりますが、価格の安いポータブルナビの中には3年間無料更新の保証が切れた後などは更新が不可能となるケースもあるようです。いわゆる「使い捨て」として使用する人も多く、一切更新ができないタイプのポータブルナビも存在します。ポータブルナビを長く使用したい場合は、更新方法も視野に入れて購入を検討することをおすすめします。

カーナビのタイプと性能から見ると、純正ナビも社外品ナビも更新方法そのものに差異はありません。しかし、純正ナビはディーラーにその作業を、お任せできるというメリットがあります。他のメンテナンスのついでに更新してもらうこともできるので、細やかなお手入れをする人には便利と言えるでしょう。反対に、社外品の場合は自分からアクションを起こさないと、地図はいつまでも古いままとなってしまします。最後に、更新頻度が多くなるとそれだけ手数料もかさむことになります。更新料金よりもカーナビ本体が安い場合は、思い切って買い替えるのも一つの手段です。ナビの更新が近づいてきたら、更新か買い替えか、良く考えて選ぶようにして下さい。