パーツ取付・交換
更新日:2018.07.06 / 掲載日:2018.07.06

安全性向上計画Part.1(3) 走行状況を記録するドライブレコーダーを取り付ける

ITEM.03 前方視界の邪魔にならないコンパクトサイズでフルHDの最新機種!

万が一の事故の際、無実を証明できる重要な証拠となる

 どんなに安全に配慮して走行していたとしても、無謀な運転のクルマが突然突っ込んでくることもある。
 そんな万が一の事故の際、目撃者が居ない状況下では前方の信号表示など、どちらに優先権があったかを証明する手だてはない。それゆえにゴネ得となってしまうケースが多々ある。
 そこでオススメなのが、周囲の状況を記録するドライブレコーダーで、最新モデルは画質が格段に向上。ナンバーはもちろん細部の動きまで克明に記録され、自身の無実を証明するための重要な証拠となる。まだ、装着していなかったなら導入を検討したい。

使用した用品
ドライブレコーダー CRD-87G ●価格 15,660円(税込)

てのひらにスッポリ収まるコンパクトなボディに1.5インチモニターを内蔵し、フルHDで記録する最新のドライブレコーダー。記録媒体として16GBのマイクロSDカードも付属する。

「パーキングガードワイヤーキット」駐車中の監視を行う「駐車モード」を利用する際使用するバッテリー保護回路を内蔵した専用の電源ハーネス。価格1620円(税込)

「AV OUTケーブル」これを利用することで内蔵モニターに表示されている映像をそっくりそのまま外部に出力できる。価格540円(税込/近日発売予定)

本体サイズ/各部の名称

(1)マイクロUSBポート/(2)マウント取り付け部/(3)AV OUT/(4)HDMIポート/(5)マイクロSDカードポート/(6)電源ボタン/(7)モードボタン/(8)インジケーターボタン/(9)LEDインジケーター/(10)1.5インチ液晶モニタ/(11上方向ボタン/(12)OKボタン/(13)下方向ボタン

取り付け・配線イメージ/オプション使用

■問い合わせ先:株式会社CLS東京

レンズ面が画質低下を引き起こす面に重ならないよう注意

 本体の固定は両面テープでフロントガラスに貼り付ける。
 この取り付け位置を選定する際、レンズ面が着色面等の画質低下を引き起こす面に重なることなく固定できる位置を慎重に見定めることが大切だ。
 また、配線類は電源コードのみ。しかも、基本はシガライター電源のためビギナーでも無理なくDIY取り付けすることがきる。が、電源ハーネスの取り回しルートはフロントガラスの周囲。固定がいい加減だと走行中に垂れ下がって視界の邪魔になるなど、安全運転の妨げとなるので注意! キッチリ処理することが大切だ。

【1】前方を確実に見通せる位置を検討する

取り付け位置はフロントガラス上部から全体の20%以内の中央部が基本となる。が、ウインドウ上端が着色された色付きガラスの場合、レンズ位置が着色面の下部にくる位置を。

さらに、視界ワイパーの払拭範囲内に収まる位置を選定することが大切だ。

まず本体をあてがっておおまか目星をつけよう。

【2】固定ベースに付属の両面テープを貼る

きれいなウエスにシリコンオフを染み込ませる。

GPS内蔵ブラケットの固定面を拭いて脱脂する。

付属両面テープの剥離紙を剥がす。

GPS内蔵ブラケットの固定面に貼り付ける。

GPS内蔵ブラケットを本体のジョイントレールの前方からはめ込み、止まる位置まで確実にスライドさせる。

確実に押し込んだらでロックノブを、カチッと音がしてロックされるまで押し下げる。

本体底面に設けられているマイクロSDカードポートに、付属マイクロSDカードをプリント面が画面側を向くよう持ってカチッとロックされるまで押し込む。なおマイクロSDカード容量は最大64GB(12時間程)。

【3】慎重に位置合わせして確実に貼り付ける

GPS内蔵ブラケットの左側面に設けられているマイクロUSBポートに電源ハーネスを接続する。

帯電源もしくは車両のシガライターソケットに電源ハーネスのシガライタープラグを接続し、通電して起動する。

選定した取り付け位置にGPS内蔵ブラケットがガラスに密着するようあてがおう。

内蔵モニターで画角を確認。

映像が水平になるよう保持しつつ、マスキングテープでブラケットの固定位置をマーキングする。

GPS内蔵ブラケットに貼った両面テープの剥離紙を剥がす。

慎重に位置決めして軽く貼り付けよう。

動して画角を確認。問題がなければブラケット固定面を強く押し付けて確実に密着・固定する。

【4】ルーフ端に押し込みつつピラー下に引き回す

Aピラーのパネル端にはめ込まれていフロントドアインナーシールを引き抜き、ピラートリムを取り外す。

電源ハーネスをルーフトリム端に押し込みんでいく。

Aピラーまで取り回そう。

Aピラーの既存ハーネスに沿わせて下に取り回していく。

ダッシュボード端の隙間を通しつつダッシュボード裏に引き込む。

きれいに通すことができた。

【5】シガライターまで取り回す(ノーマル)

ダッシュボード裏の純正ハーネスに沿わせて固定しつつセンターパネルまで取り回す。

シガライターの直近のパネル端から引き出し、シガライタープラグをシガライターソケットにキッチリはめ込む。

電源ハーネスの取り回しを整えつつ配線留め金具を利用してキッチリ固定する。

【6】ヒューズ電源で接続(オプション使用)

駐車モードの利用を目的にオプションの「パーキングガードワイヤーキット」を使用する時、電源ハーネス末端はヒューズボックスまで取り回す。そして、ヒューズ電源を利用してACC電源と常時電源に接続。アース線はボディ金属面にねじ込まれている既存のボルトに共締めしてボディアースする。

コンパクトなボディに便利な機能が満載。多彩な利用方法が選べる

 本体は容易に脱着でき、付属USBケーブルでPCに接続することで外部ストレージと認識されるため、マイクロSDカードを脱着することなく記録されたデータの確認や転送・保存は容易に行える。
 また、AV OUTケーブルを利用すれば大画面モニターで記録された映像を視聴することもできる。Wi-Fiでスマホに接続して視聴したり操作することも可能と、コンパクトなボディに便利な機能が満載されている。そこで、最後に特徴的な機能の使い勝手をまとめてみた。

Wi-Fi接続でスマホによるライブ映像、録画確認が行える

Wi-Fi対応でスマホに専用ソフト(取説に表示されたバーコードでダウンロード先に飛べる)をインストールすることでWi-Fi接続によるライブ映像を見ることができる。

スマホアプリの起動画面。

利用時はスタンバイ状態で上方向ボタンを長押しして設定モードに入り、Wi-Fi接続をONにする。

専用ソフトを立ち上げ、Wi-Fi接続されたカメラを選択すればライブ映像が見られる。

ライブ画面はご覧の通り。

画面タッチで操作ボタンが表示され、記録データの確認や録画も可能だ。

AV OUTで外部モニターも接続可能

AV OUTケーブルを接続すると内蔵モニターはOFFに。

外部モニターへと画面はそっくり切り替わる。

ライブ映像はもちろん、記録データの確認を大画面で行うことができる。

シガライターソケットはUSB電源を装備!

付属電源ハーネスのシガライタープラグにはUSB電源も内蔵(インジケーター部を回すことでUSBが現れる)。スマホの充電が行えるため、Wi-Fi接続によるライブ映像も電池の消耗を気にすることなく確認することができる。

バッテリー保護機能で駐車モードも安心!

バッテリー接続をカットする電圧は4段階。

任意に設定することが可能で、バッテリーの電圧が設定電圧まで下がると自動的に通電が断たれる。

動作は正確で、一旦カットされると電圧が回復しても通電せず、エンジン始動を検出して通電するという凝った仕様となっている。




提供元:オートメカニック


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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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