パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のエアフィルター(エアクリーナー)を交換する効果と燃費との関係性

一般的に車のエアフィルターを交換すると燃費が向上すると言われていますが、その理由と根拠はあるのでしょうか。エアフィルターの役割を考えながら、交換した場合の効果と燃費の関連性について説明します。

そもそもエアフィルターとは?

簡単に言えば、エンジンに取り込む空気をろ過するのがフィルターの役割です。このフィルターが汚れていると、スムーズにエンジン内に空気が取り込めず、エンジンが「酸欠状態」になります。フィルターは徐々に汚れ、目詰まりするため、消耗品であり、定期的な交換が必要になります。

エアフィルターを交換する効果

エアフィルターは走行距離や走行環境に比例して汚れていきます。エンジン内に取り込む空気が多ければ多いほど多くの空気をろ過する必要があるので、フィルター内に塵やホコリを蓄積する事となり、目詰まりを起こしていくのです。目詰まりを起こすと、ろ過する過程で空気の流れに大きな抵抗を生み出す事となり、エンジンは前述したように「酸欠状態」になります。燃焼に必要な量の空気が十分に取り込めなければ、エンジンは不完全燃焼を起こし回転も不安定になるばかりでなく、シリンダー内も燃焼不良によりガソリンやススで汚れていきます。エアフィルターを新しいものに交換する事によって、エンジンはきれいな空気を多く取り入れることができるようになるというわけです。

エアフィルターと燃費との関連性

エアフィルターが劣化すると、燃料が完全燃焼できない為に、燃焼効率が悪化します。ドライバーも必要な推進力を得る為にアクセルを多く踏み込むことになり、悪循環により燃費が悪くなります。エアフィルターを交換して適正な空気量を取込み、エンジンの燃焼を安定させることができれば、エンジンに送り込んだ燃料をしっかり無駄なく燃焼させることになるので、必然的に燃費は向上します。エアフィルターの交換に関しては難しい作業ではありませんが、純正品を含めいろいろなメーカーから代替品が用意されています。どのようなものに交換するかによっては、ろ過性能を大きく左右する事となります。プロにしっかり診てもらって、良いタイミングで交換してもらいましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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