パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のエアフィルター(エアクリーナー)は社外品に交換しても問題ないか

車のエアフィルターは、車検の際に定期的に交換しているという方が多いと思います。また、カー用品店や通信販売で社外品も数多く販売されていることから、社外品に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、エアフィルターは社外品に交換しても問題ないかということについて解説します。

車のエアフィルター(エアクリーナー)は純正品と社外品で何か違いがあるの?

エアフィルターの純正品と社外品の違いは、いろいろありますが主に二つのパターンに分けることができます。一つ目のパターンは、純正品よりコストを下げることを優先して作られている社外品です。この場合、品質や性能的には純正品と大きく変わりませんが、純正品よりもかなり安く手に入れることができます。二つ目のパターンは、空気の吸入抵抗の低減など、純正品とは異なる性能を持たせた社外品です。この場合、コストは純正品より安いものから高いものまで様々なものがあります。

社外品のエアフィルター(エアクリーナー)に交換しても問題ないの?

エアフィルターの役目は、単に空気の取入れ口に装着されていて、ゴミや砂、ホコリなどの流入を防いでいるだけではありません。適度な吸入抵抗を発生させることによって、車の吸排気システムをコントロールする役割を持っています。つまりエアフィルターについて考える場合、一つの独立した部品として考えるのではなく、吸入・圧縮・燃焼・排気という吸排気システムの一部として考える必要があります。例えば、エアフィルターの吸入抵抗を低減して、高回転時のエンジン出力を上げようと思っても、エキゾーストパイプや触媒、マフラーなどの吸排気システム全体の設定を見直さないと適切な効果を得ることができず、かえってバランスを崩すことになりかねません。高性能なエアフィルターへ交換する場合は、吸排気システム全体のことを考慮し、選択することをおすすめします。ただし、性能的には純正品とほとんど変わらない、コストを低く抑えた社外品を使う場合は、そのまま交換しても問題はないと言えるでしょう。社外品のエアフィルターを使用する場合は、純正品と比べて吸入抵抗が高いか低いか、性能の違いを判断する必要がありますが、一般のドライバーがそれを判断するのはなかなか難しいでしょう。そのため、エアフィルターを社外品に交換する場合などは、専門家とよく相談してか交換することをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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