パーツ取付・交換
更新日:2015.04.15 / 掲載日:2015.04.15

自分に合った車のハンドルの選び方と付け替え方法

自分に合った車のハンドルの選び方と付け替え方法goo-net編集チーム

愛車のハンドルを付け替えている人を見かけることがありますが、
おしゃれでカッコイイですよね。

単純に“こだわっているんだろうな”と感じます。

では、ハンドルを付け替えるのに、どんな影響があって、
どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

車のハンドル(ステアリング)を交換するメリットとデメリット

メリット

1.自分好みの見た目やさわり心地・操作性にできる。

2.ハンドル自体の重さは軽くなる。

3.ハンドルの操作に対して反応が良くなる(スポーツ走行に適している)。

デメリット

1.純正がエアバッグ付きのハンドルをアフターパーツのハンドルに交換すれば、
エアバッグがなくなるので安全面に不安が残る。

2.純正よりも小径のハンドルにした場合、操作が重くなる(テコの原理)。

3.契約によっては、任意保険に影響が出る場合もある。

車のハンドル(ステアリング)を交換する際の注意点

エアバッグがついたハンドルの場合、交換できない場合が多いですし、
車種によっては、交換はできますが、
爆発しないように作業には細心の注意が必要です。

また、取り外す際には専用の工具や、
特別な知識と技術が必要になります。

ハンドルの交換ができない車種は交換すると、正しく作動しなくなります。

また、任意保険でエアバッグによる特約が付いている場合は、
特約が取り消しになったり、保険料金が上がる場合もありますので、注意が必要です。

その状態で事故にあっても保険が下りなかったり減額されたりするため、
保険会社に確認したり保険証書を見直してみるなど、
事前に確認しておく必要があるでしょう。

車のハンドル(ステアリング)の選び方

1.ステアリング径(φ)

ハンドルの直径のことです。

純正のハンドルでだいたい370φ~400φで、直径370mmといったとろです。

交換する用のパーツはだいたい純正より小径でできているので、
250φ~360φとなっています。

小径になると操作性が上がるので、タイヤにハンドルの動きが伝わりやすくなりますが、
その分、小径になると「テコの原理」によって、操作性が重くなってしまいます。

2.ハンドルのグリップ部分の素材

一部の高級車やスポーツカーなどには、
純正のハンドルでも革が使われていることもありますが、
ほとんどの車種の純正ハンドルには、だいたいウレタン素材が使われています。

なので、さわり心地が固かったりフィット感がなかったり、
長時間の使用では汗で滑りやすかったりして、使用感はイマイチです。

交換できるハンドルには、グリップ部分にレザー(皮)が使用され、
柔らかさやフィット感も良くなっています。

ひとつは艶のあるレザー、もうひとつは、
「バックスキン」や「スウェード」と呼ばれる、表面が毛羽立ったタイプのレザーです。

グローブを使用するのか、素手で使用するのかなども考えて選ぶとよいでしょう。

3.ハンドルのグリップ部分の太さ

これは、運転するその人の感じ方や、手の大きさなどで変わってきます。
太いほうがカッコよく見えますが、細い方が操作しやすく軽快な操作性が可能です。

購入する前に、実物を実際に握ってみて、感触を確かめてから購入するとよいでしょう。

車のハンドル(ステアリング)の付け替え方法

必要なもの

・交換するハンドル(ステアリング)やボス

・ラチェットレンチ一式

・マイナスドライバー

作業に入る前に

・ハンドル(ステアリング)をまっすぐにして停車させる(直進)。

・ボンネットの中を開けて、バッテリーのマイナス端子を外し、
10分以上放置して放電させる(作業中にエアバッグやホーンが作動しないように)。

作業手順

1.ハンドルの左右奥側を覗くと丸いゴムキャップがあるので外します。
そうすると10mmほどのボルトがあるので、両方外します。

2.ボルトを外すと、ハンドルのホーンカバーが外せます。
中に赤や黄色の配線があるので、その、ホーンや電子部品の配線を外します。

3.中央にナットがあるので、
17mmのレンチで緩める(完全に外さず緩めるだけ)。

4.ナットが緩まった状態で、ハンドルを力いっぱい引っ張ります。

5.ハンドルが外れたら、ナットを完全に外してハンドルも外します。

6.ハンドルの軸の上下にマーキングすると、基準になります。

7.ボスがあれば説明書に従って取り付けます。

8.ボスに新しいハンドルを取り付け、ナットを外した時と逆に締めつけます。

9.ホーンなどの配線処理して、ホーンボタンを取り付ける。

10.最後にバッテリーのマイナス端子を戻して、問題ないか走行テストをしましょう。


エアバッグがあったハンドルを、
エアバッグのないハンドルに付け替えるのであれば、
エアバッグ警告灯をキャンセルするアダプタを取り付けます。

車種によって取り付け方法などは変わるので、
説明書で確認しておきましょう。

また、今度ハンドルを外すときに苦労しないよう、
新たに取り付けるハンドルの金属部分にグリスを塗ると良いといわれていますが、
ナットを締めたときにグリスが押し出されて、
部品を破損する可能性があるのであまり勧められていないようです。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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