パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のラジオのノイズや雑音を除去して感度を上げるには?

車のドライブ中に聞くラジオはドライバーにとって心のオアシスです。しかし、せっかくのラジオの音もノイズや雑音が入ったりしたら心のオアシスも一転、ストレスになってしまいます。車のラジオのノイズや雑音を除去して感度を上げるにはどうしたら良いでしょうか?

車のラジオのノイズや雑音の原因

車のラジオのノイズや雑音の原因

ラジオは放送局からの電波を車のアンテナでキャッチして、音声や音楽がカーオーディオから聞こえる仕組みとなっています。空中の電波をキャッチするので、天候が不安定な時や電波の届きにくい地域や山の中、トンネルの中などでラジオの音が入らなくなる、雑音ばかりで聞き取りにくくなってしまうなどの現象は、ドライバーなら一度は経験している事でしょう。その場合は環境や地域の問題ですので、アンテナを伸ばしたり、再び電波の入りやすい地域に入ればあっさり解決します。
しかし、電波の入りやすい地域なのにAMラジオだけが聞こえない、FMが入らない、ノイズが入るなどのケースは、カーオーディオの配線に問題があるか、車種とカーオーディオの相性が悪いなどのケースが考えられます。既存のカーオーディオを他社メーカーのものに自分で取り替えたとたんに、ノイズや雑音が入る、全く聞こえなくなるなどのトラブルが数多く報告されています。ラジオの音が全く聞こえなくなるケースは単純な配線ミスが考えられますが、ノイズや雑音に関しては、車の雑音を拾ってしまうオルタネーターノイズ(オルタノイズ)であるケースがほとんどです。どちらのケースも取付工事が起因で起こる現象なので、この取付を見直す必要があります。

車のラジオのノイズや雑音を除去する方法

車のラジオのノイズや雑音を除去する方法をそのタイプに分けてご説明しましょう。

配線不良のケース

自分でカーオーディオの取付工事をした際に配線ミスをしていると、ラジオから音が出ない事があります。例えば、アンテナ取付基部に内蔵されたアンプのアースが、車体のアースにきちんと接していない、ナット部分の締め付け不良、アンテナ基部内のアース部接触不良などが挙げられます。また、接続部分がホコリなどでよごれていると、接触不良を起こしてノイズが入りやすくなります。上記の現象は再度配線をやり直せば解決しますが、これ以上自分で配線をいじるのに不安がある人は、取付のプロに修理を依頼しましょう。

オルタネーターノイズの場合

オルタノイズは、オルタネーターが発するノイズがオーディオに乗ってしまい、エンジンの回転数と同調して、「ジジジジー」という音や「ヒューン」という音が混ざって発せられる現象を指します。アースに電位差が出来てしまった場合や、オーディオと車種との相性が悪い場合に起こりやすい現象で、純正品よりも他社製品に付け替えた際に発生する事が多いようです。解決方法としては、RCAラインケーブルを取替える、RCA音声ケーブル用ノイズフィルターを付ける、アースポイントを変更するなどの対策をとると雑音やノイズは気にならなくなります。ただし、どの方法も100%これで直るというものではないので、作業が難しいようなら整備工場やオーディオに強いガレージなど、プロに見てもらう事をおすすめします。車と一番相性のいいカーオーディオはその車種の純正品です。配線を変えてもアースを変えても改善が見られない場合は、純正品に付け替えるという方法も試してみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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