トランクスポイラーの取付方法と注意点

トランクスポイラーは数多くあるエアロパーツの中でも、取付の手軽さとスタイリッシュなイメージから人気の高いエアロパーツの一つです。そのため、後付けで取付けたいと考える人も多いようですが、どのような点に注意して取付ければいいのでしょうか。そこで今回は、トランクスポイラーの取付方と注意点について紹介したいと思います。

この記事の目次

1. トランクスポイラーの取付方法
2. トランクスポイラーの取付の基本的な流れ
3. トランクスポイラーの取付ける際のポイント・注意点

トランクスポイラーの取付方法

トランクスポイラーは、その名の通りトランクリッドの最後尾に取付けるエアロパーツです。乗用車では、ほとんどの場合この部分は地面と平行になっているため、取付は両面テープでしっかりと貼り付ける装着方法が一般的です。ただし、車体が特殊な形をしていて地面と平行ではなく斜めになっていたり、取付箇所に凹凸があるような箇所にトランクスポイラーを装着する際は、走行中の脱落を防ぐために両面テープだけでなく、ボルト等でしっかりと固定する必要があります。

トランクスポイラーを両面テープで装着する場合は、以下の手順で行います。

まずトランクスポイラーをトランクリッドに仮置きして、装着したい位置を正確に決め、印をつけておきます。

車体側の接着面とトランクスポイラーの接着面の粘着力を最大限に得るため、有機溶剤などを使ってしっかり脱脂します。

車体側の所定の位置に両面テープを貼り、テープのはくり紙を剥がします。

印をつけておいた位置に合わせて、正確にトランクスポイラーを置きます。

重しになるものを乗せて、しっかりと接着するまで固定し放置しておきます。

トランクスポイラーを両面テープとボルトで装着する場合は、以下の手順で行います。

ボルト穴を開ける位置を正確に決めて印をつけます。トランクスポイラーに位置決めをするための型紙が付属している場合は、それを使う方法もあります。

小さい穴を決められた位置に慎重に空けます。この際にやり直しがきかないため、いきなり大きい穴を空けようとしないで、何回かに分けて問題ないかどうかを確認しながら、徐々に大きい穴にしていくとうまくいくでしょう。

空けた穴のバリ取りをしたり、補習用ペイントなどで穴のフチにサビ止めを塗っておきます。この作業を丁寧にやっておかないと、隙間から雨漏りが発生する場合があります。

前述したの両面テープによる取付の手順で、まず両面テープを使ってトランクスポイラーを取付けます。

最後にボルトで、脱落しないようにしっかりとトランクスポイラーを固定します。

両面テープは、温度が低い環境では粘着力が弱まることがあるため、暖かい日を選んで作業するようにしてください。どうしても寒い日に行う場合は、ドライヤーなどで両面テープを温めながら作業する必要があります。また、両面テープは非常に粘着力の強いものが使われているため、取扱いに注意が必要です。一度接着してしまうと剥がすのが困難になるなど、一人で作業をすると失敗する可能性が高くなります。そのため、できるだけ二人以上で行うことをおすすめします。トランクスポイラーは、エアロパーツの中では比較的取付けやすい部類と言えます。しかし、それでも取付位置を正確に決めたり、両面テープの粘着力を安定させるために脱脂をするなど、手間のかかる作業がたくさんあります。そのためできるだけ専門店や専門家に依頼して装着することをおすすめします。