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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

4ナンバー車(小型貨物車)とは?車検期間や費用について解説!

小型貨物車である4ナンバー車の車検は、一般乗用車と比べてどこが違うのでしょうか。最も気になるのが、車検の期間や費用ではないでしょうか。そこで今回は、4ナンバー車の区分や車検期間、維持費用、メリットについて詳しく見ていきましょう。

4ナンバー車とは「小型貨物車」のこと

4ナンバー車とは「小型貨物車」のこと

車のナンバーは、車両のサイズや排気量などによって区分されています。

その中でも4ナンバー車とは、小型自動車の中でも貨物用途の車両で、「三輪以上の小型貨物車」と定義されています。カーゴスペースの床面積によって貨物自動車と乗用自動車の区分が取り決めされており、ナンバープレートの地名横に記載された数字の頭文字が「4」で始まるため、「4ナンバー車」と呼ばれます。

また、以下のサイズを超えると普通貨物車に区分され「1ナンバー」登録となります。

・全長: 4700mm以下
・全幅: 1700mm以下
・全高: 2000mm以下
・排気量: 2000cc以下

同様に軽自動車も、「4」で始まるナンバーは「貨物」に分類され、商用タイプのバンを中心に街中などでもよく見かけることができます。

※貨物自動車と乗用自動車の区別:道路運送車両法施行規則、貨物自動車と乗用自動車の区別に関する基準の解釈

4ナンバー車と乗用車は、車検期間・費用に違いはある?

新車登録後の車検期間は、車の区分によって異なります。

白ナンバー登録の自家用乗用車は初回3年、2回目以降は2年ごとになります。一方で、4ナンバー車の場合は初回2年、2回目以降は1年ごとになります。また、同じ4ナンバー車であっても軽自動車の場合は、2回目以降でも常に2年ごとになります。

なお、4ナンバー車と自家用乗用車の車検費用は以下の通り違いがあります。

車検時の法定費用の比較

小型貨物車(自家用)

自賠責保険料:14,280円(1年間)
自動車重量税:3,300円(1年間)
検査手数料:2,100円

乗用自動車

自賠責保険料:20,010円(2年間)
自動車重量税:16,400円(2年間)
検査手数料:2,200円

※車両重量が1.0t以下の継続検査の場合(2022年11月時点)

4ナンバー車の維持費用のメリットとは

自家用の小型貨物車(4ナンバー車)の車検期間は、上記に記載した通り初回2年、2回目以降は1年ごとになります。毎年車検を受ける必要はありますが、税金などの維持費用が乗用車に比べて安価な点がメリットと言えるでしょう。

自動車税(白ナンバー登録車)

毎年、納付する自動車税を排気量1.0L以下の区分で比較すると、4ナンバー車が年間8,000円、乗用車が年間29,500円です。

軽自動車税

軽自動車税を比較すると自家用貨物車区分の4ナンバーが年間5,000円に対し、自家用乗用車では10,800円と5,800円の差があります(2016年4月1日以降の新車登録車の場合。それ以前の登録車の場合は、旧税率が適用されます)。

まとめ

今回は、4ナンバー車の区分や違い、車検期間や維持費用、メリットについて解説しました。

任意保険が自由化される1998年以前までは、4ナンバーの軽自動車が最も維持費用のかからない車とされていました。現在ではより細分化され、軽自動車や小型自動車においても、4ナンバー登録車は維持費用の面で大きなメリットがあると言えるでしょう。

不明な点がある場合は、管轄の陸運支局や軽自動車検査協会に相談しましょう。車検をディーラーや車検代行業者へ委託するのであれば、それぞれのプロの方へ相談することをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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