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故障・修理
更新日:2019.11.13 / 掲載日:2019.11.13

絶滅危惧種スバルサンバーを快走仕様!「第24回 外装パーツ塗装 【完成編】」

樹脂パーツを着色し終わったらいよいよ組み込み。しかし、その前にバフ仕上げをしたら、ツヤが出すぎて元の塗装の薄さが露呈してしまった。それでも全体の仕上がりはポップなイメージに変身して着せ替えサンバーの七変化は成功!発光エンブレムまで取り付けようとしたら樹脂加工失敗で今回に間に合わず。さらにはオイル漏れ発見で次回はバタバタだ!

SUBARU Sambar TV1 app.K (2007)

七変化カラーでありふれたバンからポップなイメージに!

前回でボディ外装色と同系の青に塗色が決まったので、それにShowUPのエキショーを塗布し、最終クリア塗装までこぎ着けた。室内での色確認でもその七変化ぶりはなかなか。最終バフ仕上げをしたらツヤツヤで、ボディ外板の薄い塗装が逆にビンボー臭くなってしまった。ヒンジパーツなどは前々号でのバラシを参考に元通り組み立てて各部を作製。

組み込みを始めて色変化を楽しみながら装着したが、たとえば最終型の白ボディなどは樹脂部分に色をつけず、エキショーだけを塗って、光の変化で虹色を楽しむのもいいかも……と感じた。

せっかくバラしたのでエンブレムもハヤリの発光タイプを考えてみた。六連星の裏側にLEDを仕込んだら夜間にシャドウでぼんやりと浮かび上がるのではと思いTRY。樹脂の部分の発光を効率的にするために、湾曲した部分をエポキシ樹脂で埋め、バックにキャンディレッド、さらに反射用にシルバーの塗装を施してみた。星裏部分は黒なのでそこを白で塗装し、樹脂で埋めるとLEDが差し込める厚さになると予想して加工。しかし、樹脂を流し込んで熱硬化させる時に大失敗。温度が上がりすぎて大きな気泡が入ってしまった。

実験と割り切って泣きながら計画を進めたが、発光には問題なく、一番大きな星がちょっと暗いかな程度で実験は成功。某オクで再チャレンジ用にエンブレムを探してみることにする。

組み付けは順調で、ディアスワゴン用のドアプレートは0.3ミリの両面テープを併用してネジで固定すれば完璧な状態。完成後青空の下に出してみたが、車をグルリとひとまわりすると、影部分は紫に、日なたは青にと、とても同色塗装とは思えない美しさだ。グッジョブ!

全然関係ないけれど、そろそろオイル交換時期だったので、ついでに交換するかと、ふと下回りを覗き込んだら、なんとオイルが滴っているではないか! リフトしてみるとオイルパン全体とミッションの継ぎ目あたりからということが判明。サンバーの持病といわれるスラントエンジンのオイル漏れは多くのユーザーが経験しているはず。クランクシールの場合はミッションを降ろすという大作業! というわけで外装で浮かれてる場合じゃなくなった。次回は緊急修理編だ!

第24回 外装パーツ塗装 【完成編】

クリア塗装から最低一昼夜置き(できれば数日)コンパウンドで磨き上げる。使用コンパウンドはユニコンFMCマイスター1と仕上げにFMC8040-LSを使用。

もともとクリアの薄い外板と比較しても驚くほどのツヤが出た。

エンブレムの裏側は湾曲しているので、そこをフラットにする。

ブレニー技研GM-9002を使用して熱乾燥をさせてみる。

熱電対で計測しながら50~60度をキープしたが、ちょっと高かったようで、気泡が抜ける前にエポキシが硬化してしまった。大失敗!

実験用と割り切ってフラットになった裏側にキャンディレッドを吹き付ける。透過するので濃さを確認しながら3回ほど吹き付け。

星の裏側に3ミリの穴を開けて3.4VのLEDを挿入。光らせてみたが、計画通りの照射イメージになった。大きい星がちょっと暗いか。

装着するためにミラーやヒンジなどを組み込んでいく。

仮に使っていたハンドルが組み立ての参考になるので、組み間違えはない。

光が当たっているところの色がピンクだったり緑だったりとコロコロ表情を変える。

時々同じ色だっけ?と錯覚する時もあった。

組み付ける時はパーツを落下させないように緊張感が走る。また塗装に傷をつけないためにも両手で工具を掴んで保持することが大切。

ワゴン用パネルは両面テープで固定するが、純正で付いている部分と写真の一番外側の部分に0.3mmのテープを使うと浮きがない。

ドアヒンジはランチャンネルが邪魔で、○印で囲ってある部分のネジを外してランを奥に押し込みながらナットを固定する。

【Before】パッと見た目は同じだが、車全体が若返ったようなイメージになる。

【After】向かって右まわりは日向でブルーに見えるが、グリルや左奥に見えるミラーは紫に見える。夜間はもっと七変化で水銀灯下では妖しい輝き方に。

リヤはかなりポップなイメージになった。いわれてみればボディと同系色だが、ガーニッシュとハンドルで色が違って見える。

各塗装パーツを太陽光下で見たところ。

全部同色で塗装してあるのだが、ひとつとして同じ色に見えないというのがポイント。

軽自動車は小さいから、このくらい大胆なことをやってもハデというよりは愛らしいイメージに。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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