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車検・点検・メンテナンス
更新日:2017.12.22 / 掲載日:2017.12.22

溶接機を手に入れよう!

溶接をマスターすれば金属加工の幅が広がる

「溶接」をマスターすれば、金属加工の幅が大きく広がる。このため、DIY好きならぜひマスターしたいスキルのひとつだが、きれいに仕上げるためには練習が必須! いつでも自由に使える溶接機がどうしてもほしくなってくる。

アーク溶接ならプライベートでも無理なく導入できる!

 金属を溶かして接合する溶接法は「ガス溶接」と「アーク溶接」の2つに大きく分けることができる。
 このうち「ガス溶接」は可燃性のガスを利用するため、プライベートでの使用にはリスクが高い。爆発の危険があるからで、使用時はもちろんガスボンベを保管するために「ガス溶接技能講習資格」を取得する必要も出てくる(無資格で使える製品もあるもののアクセサリー等の小物向けで、整備用途には無理がある)。
 このため、DIYで使うことを考えた場合、必然的に「アーク溶接」ということになる。この「アーク溶接」、右頁の表のようにさまざまな種類があるが、お小遣いで無理なく購入できる2万円前後の予算でホームセンター購入できるものとなると「被覆アーク溶接」一択だ。
 しかし、ネットオークションを利用すれば「半自動ノンガス溶接」や高根の花の「TIG溶接機」も候補のひとつとなってくる。ただし、「TIG溶接機」は本体だけでは運用不可。0から利用環境を整えるとなるとかなりの出費となるため「半自動ノンガス溶接」までが現実的な選択といえるだろう。そこで、今回ネットオークションで実機を入手した。

■ 母材を溶融させて接合する溶接法の種類

被覆アーク溶接
溶解時にシールドガスを発生してアークを保護する被覆剤を金属棒(芯線)に巻いた「溶接棒」と母材の間にアークを発生。アーク熱で母材を溶融させ電極も溶解移行させる。アーク溶接としては最もベーシックな方法だ。

★DIY用低電圧溶接機 SUZUKID ホームアークナビプラス/国内メーカー品としては最安級のコンパクトな低電圧溶接機。電源スイッチのみというシンプルさで、ホームセンターで販売されている。

低電圧用の1.4mmと1.6mmの溶接棒が使用可能で、1.4mmで板厚0.8~1.2mmまで、1.6mmが板厚1.2~3.0mmまで対応する。

半自動ノンガスアーク溶接
発生ガスでアークを保護するフラックス入りの「溶接ワイヤー」を電動で送り出す。スイッチ操作だけで連続的に溶接ワイヤーが供給され、溶接棒の交換が必要な被覆アーク溶接より作業性がよく、能率は圧倒的に高い。

★ノンガス/半自動アーク溶接機 MIG130/家庭用100Vコンセントで使用でき、シールド用ガスも不要な半自動溶接機。ネットオークションの落札相場はなんと8000円!

TIG溶接
融点が高いタングステンを電極としてアークを出し、母材を溶かす。大気中の酸素や窒素を遮断する「シールドガス」を用いるため、溶接機本体のほかに、アルゴンガス、ガス圧調整器、ガスホース、溶加棒も必要。

★直流TIG溶接機 160A 200V用 TIG160S/2年前にネットオークションで入手した安価な海外製。価格の割に意外にまともで、問題なく利用できている。最近、2万円を切る製品も出品されている。

【Point】 ただし、別途これだけ用意する必要がある!!
100V仕様もあるが、安価な機種はたいてい単相200V仕様。近年の建物なら配電盤まで200Vで来ているが、利用する時は作業場所まで専用線を引き回す工事が必要となる。

■ 電源/単相200V

ボンベ買取だと数万円。レンタルなら5000~6000円だが、レンタル期間は通常1か月。期日にはガスが残っていても返却しなければならず、返却が遅れれば追加料金が発生する。

■ シールドガス/アルゴンガス

実は安価な海外製も流通しているがバルブ接続部の規格・形状が日本で流通しているボンベと合致せず、使い物にならないので注意! 国産メーカー品を調達する必要がある。

■ ガス圧調整器/アルゴンガス用

提供元:オートメカニック

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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