「e燃費アワード」総合1位はトヨタヤリス　8部門の優秀車種発表

　イード（本社：東京都中野区）が運営するマイカー燃費管理サービス「e燃費（イーネンピ）」は5月13日、実燃費とカタログ燃費達成率の優秀車種をランキング形式で8部門を表彰する「e燃費アワード2021～2022」を発表した。
　なお、今回の総合部門第1位はトヨタ「ヤリス（ハイブリッド）」となっている。

16回目を迎える「e燃費アワード」計8部門の優秀車種を発表

　今回で16回目を迎える「e燃費アワード」は、同社が運営する燃費管理サービス「e燃費」のユーザーが投稿した実燃費データを基に、「実燃費ランキング」および「カタログ燃費達成率ランキング」を作成し、優れた数値を出した車種を表彰するもの。
　今年度も、「総合部門」「新型車部門」「ガソリン車部門」「軽自動車部門」「ハイブリッド車部門」「ディーゼル車部門」「輸入車部門」の実燃費7部門と、WLTCカタログ燃費の達成率で集計した「WLTCカタログ燃費達成率部門」の、計8部門の優秀車種を発表した。

【総合部門】昨年に引き続き「ヤリス」がトップに

　燃費ナンバーワンを決める総合部門1位に輝いたのは、昨年に引き続き「ヤリス（ハイブリッド）」（28.2km/L）で、2位も昨年と同様に「プリウス」（24.5km/L）に。昨年3位だったアクアは、モデルチェンジによりランキングから姿を消し、新たに「カローラスポーツ（ハイブリッド）」（23.9km/L）が3位となった。トップ10のうち8台がハイブリッド車となっているが、10位には日産「ノート（e-POWER）」もランクインした。

【新型車部門】SUVがトップ3位を占める

　新型車部門はSUVがトップ3位を占め、1位は「カローラ クロス（ハイブリッド）」（21.4km/L）に。続いて、2位が「ホンダ ヴェゼル（ハイブリッド）」、3位が「ルノー キャプチャー」という結果となった。

【ガソリン車部門】昨年に引き続き「スイフト」がトップに

　ガソリン車部門は、昨年に引き続き「スイフト」（17.9km/L）が1位となり、昨年3位だった「シャトル」（17.4km/L）が2位に上昇。3位にはガソリンモデルの「ヤリス」（16.6km/L）がランクインした。

【軽自動車部門】ダイハツ「ミライ―ス」がトップに

　軽自動車部門は、昨年と同様にスズキ勢の牙城を崩し、ダイハツ「ミライース」（23.4km/L）が1位に。2位～5位はスズキ勢が名を連ね、10位にはダイハツの2シーター軽自動車「コペン」（17.0km/L）もランクインした。

【ハイブリッド車部門】トップ3が総合部門と同順位

　ハイブリッド車部門も、総合部門と同様に1位「ヤリス（ハイブリッド）」（28.2km/L）、2位「プリウス」（24.5km/L）、3位「カローラスポーツ（ハイブリッド）」（23.9km/L）と同じ並びで、トップ10の内7車種がトヨタ勢となった。

【ディーゼル車部門】昨年に引き続き「MAZDA2」がトップに

　ディーゼル車部門も、昨年に引き続き「MAZDA2（ディーゼル）」（20.4km/L）が1位となり、2位も同様に「308（ディーゼル）」（18.1km/L）がランクイン。9位には「T-ロック（ディーゼル）」（16.2km/L）、10位は「ベルランゴ（ディーゼル）」（15.7km/L）が登場するなど、新顔も名を連ねた。

【輸入車部門】ディーゼルモデルがトップ7までランクイン

　ディーゼルモデルの攻勢が止まらない輸入車部門では、プジョーの「308（ディーゼル）」（18.1km/L）が昨年に引き続き首位獲得。フォルクスワーゲンのゴルフはモデルチェンジのため姿を消したが、3位の「パサート（ディーゼル）」（16.8km/L）や、4位の「T-ロック（ディーゼル）」（16.2km/L）でランクインした。

【WLTCカタログ燃費達成率部門】ダイハツ「ミライ―ス」がトップに

　カタログ燃費がJC08からWLTCに変更されてきていることを受けて、今年からWLTCにおけるカタログ燃費達成率を対象とすることに決定。1位はダイハツ「ミライース」（23.4km/L）となり、それ以降は日産が名を連ね、2位「セレナ（e-POWER）」（16.8km/L）、3位「キックス（e-POWER）」（20.0km/L）とe-POWERモデルがランクインした。

「e燃費アワード」概要

分析対象：「e燃費」登録ユーザー投稿の実燃費データ
分析対象期間：2021年1月1日～2021年12月31日
分析方法：分析対象データを統計処理し、ランキング形式で集計
分析対象データ数：25,071件
対象車種数：1,245車種