車のニュース
掲載日:2022.01.27 / 更新日:2022.03.16
オートカラーアウォード2021 LS500hとアリアがグランプリ

日本流行色協会(所在地:東京都千代田区)は1月26日、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する制度「オートカラーアウォード2021」を初めてオンラインで開催し、グランプリにレクサス「LS500h/LS500」と日産「アリア」が同時受賞したと発表した。特別賞には、マツダ「MX-30/MX-30 EV MODEL」が選ばれた。
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月の道、禅、サステイナブル……受賞モデルは三者三様のスタイル
オートカラーアウォード2021は、2019年12月20日〜2021年12月末の期間内で日本国内市場に向けて一般消費者が購入(リース)出来る旨を発表しているモビリティかつ、日本国内市場向けに生産、販売、輸入されたカラーデザインを対象に、市場への影響やカラーデザインの発想の良さなどを審査基準に評価したもの。2020年度は審査会が中止となったため、従来より対象車の販売期間を広げて審査が行われた。
グランプリを受賞したレクサス「LS500h/LS500」は、日本の伝統工芸とクルマの融合への取り組みを高い次元で表現したことが評価。また、同時受賞となった日産「アリア」においては、禅をテーマに視点を広げ、夜明けを思わせる新しさを表現したエクステリアカラーが評価された。
さらに、特別賞に選出されたマツダ「MX-30/MX-30 EV MODEL」については、エコ素材の特徴を生かしたデザインで、レベルの高い仕上がりを実現したことが高く評価された。
グランプリ受賞車 レクサス「LS500h/LS500」


〈テーマ〉Time in Design ― 月の道 ―
〈カラー〉エクステリア:銀影ラスター /インテリア:プラチナ箔&西陣(ブラック)
〈担当デザイナー〉トヨタ自動車 カラーマネジメント室 レクサスカラーグループ 伊藤淳子さん・北村陽一朗さん・田村ゆりさん
〈受賞理由〉
今回のオートカラーアウォードは、積み上げてきた意匠技術の結実のようなことが感じられた。その中でトヨタのレクサスは、長年日本の伝統工芸とクルマの融合に取り組んでおり、光のようなエクステリアに加え、インテリアに西陣織や箔などを使い、見事なクオリティに達していた。豪華さがありながらもすっきりと洗練され、エクステリアとインテリアがひとつの塊となって見えるようなまとまり感があった。
〈メーカーからのメッセージ〉
日本独自の美意識に由来した、レクサスのデザイン思想にあるTime in Design。時の移ろいの中でその時々の美しさが感じられる、日本ならではの感性に基づく表現となっている。レクサスは、日本が誇る文化や先端技術を未来へ繋げることに貢献したく考えており、良い素材を活かして技を磨き挑戦。地域産業や文化の活性化に貢献しながら唯一無二の日本のエレガンスを追求する。
それらの考えをもとに「月の道」という美しい情景をモチーフに見立て、内外コーディネーションで具現化。想像し体感するアートの領域まで昇華させることにチャレンジした。
インテリアは黒の室内色を背景に、月明かりが照らす波の揺らぎ=銀波(ぎんぱ)を、銀糸を用いた西陣織とその技術で有機的な揺らぎの表情を実現。一枚一枚を手張りした極薄のプラチナ箔が魅せる自然な皺や照りは、闇夜に浮かぶ月のように面で輝く自然な情景を想起させる。
グランプリ受賞車 日産「アリア」


〈テーマ〉Ariya – Rise beyond the new horizon
〈カラー〉エクステリア:暁 (サンライズカッパー(M)/ミッドナイトブラックP)2トーン/インテリア: ブルーグレー
〈担当デザイナー〉日産自動車 グローバルデザイン本部第2プロダクトデザイン部 アン・ケヒョンさん
〈受賞理由〉
禅をテーマにしているが、日本ではなくグローバルな視点から生み出された、非常に先進的なCMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)である。閉塞感の強い時代の中、エクステリアカラーは夜明けのイメージで、そのCMFには夜が明けて行くような、闇が開かれていくような新しさが感じられた。また、太陽を思わせるエクステリアと、静かなインテリアとのコンビネーションも美しかった。
〈メーカーからのメッセージ〉
「Timeless Japanese Futurism」をコンセプトに、日本の伝統である「禅」とEVという最先端技術を新鮮な考え方で融合させたことがアピールポイントとなっている。
特別賞受賞車 マツダ「MX-30/MX-30 EV MODEL」



〈テーマ〉MAZDA サステイナブルCMF
〈カラー〉
・エクステリア:ソウルレッドクリスタルメタリック(3トーン)・セラミックメタリック(3トーン)
・インテリア:インダストリアルクラシック
〈担当デザイナー〉
・マツダ デザイン本部 プロダクションデザインスタジオ カラー&トリムデザイングループ 松本あいらさん
・マツダ デザイン本部 プロダクションデザインスタジオ インテリアデザイングループ 原亮朋さん
※2台の車、2つのエクステリアカラーでノミネート
〈授賞理由〉
今、サステイナブルな素材を使うことが常識になっているが、量産車に使用する場合は、耐久性など非常に難しい点が多い。マツダはそこに果敢に、かつ地道にアプローチし実現している。エコ素材を使っているというだけでなく、素材としての特徴がデザイン全体の中で生かされていて、非常にレベルが高い仕上がりであることが高く評価された。
〈メーカーからのメッセージ〉
環境への配慮は誰もが取り組むべき重要な課題。持続可能な社会に貢献しながら、クルマに乗る楽しみや気持ちよく過ごす姿をマツダは思い浮かべている。これまでの100年間で積み上げてきたブランドストーリーと新しい技術を組み合わせて、「心地よくサステイナブルなCMFデザイン」を生み出すことに挑戦した。
マツダ「MX-30」は「お客様のライフスタイルに寄り添い、自然体でいられること」をコンセプトに掲げ、過ごしていくうちに自然と呼吸の整うようなインテリア空間を、環境に配慮した「呼吸感素材」「ヘリテージコルク」などを開発することで実現している。
また、多くのユーザーに支持されている既存色も、新たな価値を感じるコーディネーションと完成度を実現。持続可能なモビリティ社会を実現するために、CMFデザインの可能性を感じるきっかけになるように制作した。
オートカラーアウォード2021 概要
<オートカラーアウォードとは>
日本流行色協会(JAFCA)が主催する、モビリティのカラーデザインの企画力や形との調和を含む、内外装すべてのカラーデザインの美しさを評価する懸賞制度。1998年からはじまり、2021年で24回目を迎えた。
<対象>
カラーデザイン開発に最も注力した日本国内市場に向けて販売されるカラーデザインで、2019年12月20日〜2021年12月末までに一般消費者が購入(リース)出来る旨を発表しているモビリティ、日本国内市場向けに生産、販売、輸入されたカラーデザインであること。
<グランプリの審査視点>
市場に影響を与え、モビリティのカラーデザインとして企画、発想が優れており、デザインの企画や発想が他業種の手本となりえるか。また、従来にない色域に挑戦して成果をあげ、狙い通りのカラーが表現されているか。その他、モビリティ全体でカラーの調和が考えられているか。(※場合によって特別賞が選定される場合あり)
<審査委員>
オートカラーアウォード審査委員(3名)
・島村 卓実(Qurz〈クルツ〉Inc.代表 プロダクトデザイナー/デザインディレクター)
・松田 朋春(グッドアイデア 代表取締役)
・大澤かほる(日本流行色協会 クリエイティブディレクター)
〈日本流行色協会URL〉https://www.jafca.org/
〈ノミネートカラーデザイン詳細〉https://www.jafca.org/seminarandevent/aca-nominate2021.html
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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