HONDA「新型シビック」公道試乗レポート

車のニュース [2021.10.06 UP]

HONDA「新型シビック」公道試乗レポート

●文:まるも亜希子 ●写真:奥隅圭之

ついに11代目となった新型シビック。世界を見据えたグローバルモデルとなって久しいけれど、その根本にはやはりシビックならではの魂が息づいていた。いち早く公道でドライブできる機会に恵まれ、そのポテンシャルを体感。まるも亜希子がレポートする!
●発表(最新改良)日:‘21年8月5日(未実施)
●価格:319万~353万9800円
●販売店:ホンダカーズ店
●問い合わせ先:0120-112010(本田技研工業お客様相談センター)

主要諸元(シビック EX <6MT>)●全長×全幅×全高(㎜):4550×1800×1415 ●ホイールベース(㎜):2735 ●車両重量(kg):1340 ●パワートレーン:1496cc直列4気筒DOHCターボ(182PS/24.5kg・m) ●トランスミッション:6MT ●WLTCモード燃費(km/ℓ):16.3 ●燃料タンク(ℓ):47(プレミアム)●サスペンション前/後:マクファーソン式/マルチリンク式 ●ブレーキ前/後:ベンチレーテッドディスク/ディスク ●タイヤサイズ:235/40R18

シビック EX(FF・6MT)
●車両本体価格:353万9800円
●ボディカラー:プレミアムクリスタルレッド・メタリック
(有料色6万500円高)

最新で最良のホンダ!シビックの良さは不変

 11代目となった新型シビックは公道試乗会の会場となった八ヶ岳の雄大な自然の中で見ても、伸びやかで存在感のあるスタイリングが印象的でした。Aピラーを後退させることで広くスッキリとした視界を確保し、Cカテゴリーで最も低くスリークな骨格としつつ、広いガラスエリアと低いベルトラインで開放的なキャビンを実現している。実際に運転してまず感じたのは、クローズドコースとは違い、道路の白線や信号、山道でのタイトなコーナーといった「見たいところ」が一発で捉えられる見切りの良さ。今回、斬新なハニカム構造のメッシュパネルが大胆に採用されたインパネがインテリアの大きな魅力ですが、その水平基調が視覚的にも車両感覚を把握しやすくしているようでした。

 また、際立っていたのがアイドリング時のエンジン音の静かさと、走り始めてからのリニアなエンジンサウンドとの切り替わり。表と裏……といったような、驚くほどの表情の切り替わりでした。

 新型シビックではまず、スプレー式発泡ウレタンフォームや遮音型フロアカーペットなど多くの対策を施し、ロードノイズやパワートレーン系ノイズを徹底して低減させています。その上で、エンジン回転数を抑えながら加速Gを発生させ、音の変動感を整えて加速と連動したエンジンサウンドを実現。長く続く直線のような場所でもこの気持ち良さは感じられたけれど、山道での大きなカーブを駆け抜けていくようなシーンでは、格別のサウンドで爽快感を楽しむことも十分できました。

 乗り心地に関しては、路面が荒れた場所ではそれなりにショックを拾うものの、不快な振動として長く残ることはなく、高速道路では安定感があって快適。18インチタイヤではクラス平均より上の乗り心地だと感じました。ルーフが低めでも後席の乗り降りがしにくいこともなく、これならファミリーユースにも勧められます。

 そして、自動運転レベル3を達成したレジェンドに搭載された技術を転用し、先代よりかなり進化した運転支援システムも高速道路で体験。フロントのワイドビューカメラは約100度の広角化で認識性能が向上し、その恩恵は追従機能でも十分に感じられ、滑らかで自然な動作。以前よりもさらに安心感が高まった印象です。今回は渋滞には遭遇しませんでしたが、ノロノロ渋滞から135km/hまでのシームレスなアシストが得られるようになったことは、とても大きな進化。運転してもしなくても、「人中心」のホンダらしさあふれる新型シビックでしたよ!

EX

LX

両グレードの外観上の差異はごく僅か。ヘッドランプの仕様が異なるほか、サイドウインドウのモールがメッキ調なのがLX。ホイールも切削クリアー仕上げだ。EXのモールはブラックでホイールもダークアクセントが加えられてよりスポーティな印象に。
両グレードともに1.5ℓ直4ターボを継続。出力特性が見直されており、より高回転域までパワフルな走りが可能になった。CVT車の最大トルクがMT車と同等に向上したのも見どころ。
MT
CVT
パドル付CVTと6速MTが選択可能。MTは小気味良いシフト操作を実現。CVTはドライブモードを3種類備え、シーンに合わせた走りができる。

まるも亜希子のドライブインプレッション

走って楽しいシビックは健在!CVTなら上質感も味わえます

6速MTは上級グレードのEXで試乗。1.5ℓ直4ターボエンジンは182PS/240N・mと、先代より最大トルクが20N・mアップしているだけあって、発進からパワフルさを実感。ショートストローク化したシフトはカキッと小気味良く決まって操縦するのが楽しい。CVTモデルはベースグレードのLX。ステップアップシフト制御でリズミカルに吹け上がり、加速だけでなく減速まで滑らかで、上質感がアップした印象がしましたよ。

内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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