車のニュース
更新日:2021.08.26 / 掲載日:2021.08.26

レクサス新型「ES」発売 静粛性と乗り心地を向上、先進予防安全技術を採用 基幹モデルの進化

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

 LEXUSは、新型「ES」を全国のレクサス店を通じて8月26日に発売した。
 ESは、1989年にフラッグシップセダンLSとともに販売を開始。静粛性と乗り心地、広い室内空間が好評を得て、これまでに80以上の国や地域で累計約278万台*1を販売してきたLEXUSの基幹モデル。
*1 2021年7月31日時点。LEXUS調べ

レクサスESの中古車一覧はこちら

静粛性と乗り心地の向上と走行性能の進化

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

 新型ESは、静粛性と乗り心地を向上させ、快適性を向上。また、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求している。

 “F SPORT”に新型のアクチュエーターを用いた最新鋭のリニアソレノイド式AVSを採用。油圧制御用ソレノイドのオイル流量制御バルブの流路を拡大し、低減衰力にも対応させるとともに、減衰力の可変幅を拡大することで上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を両立している。

 リヤサスペンションメンバーブレースを1枚板による構造から2枚の板を合わせた構造に変更することで、剛性を向上。特にねじりや曲げに対する剛性を高め、乗り心地を向上させるとともに、高速のレーンチェンジといったシーンにおいても、よりリニアで、ドライバーの意のままのドライビングフィールを実現。

 電子制御ブレーキシステムの制御定数を変更し、ブレーキのコントロール性を向上。また、ペダルパッド形状変更により、足裏との接触範囲を拡大。さらにブレーキペダルのリンク構成内のブッシュ取り付け方法を見直し、ペダルの横方向の剛性感が向上されている。

モダンに進化したエクステリア・インテリア

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

 持ち味である上質さ・エレガントさを向上させるとともに、エクステリアでは、フロントグリル、ヘッドランプの意匠を変更。インテリアも新規開発の内装色モーヴを採用し、落ち着きのあるモダンな空間へと進化した。加えて、マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化、スイッチをステアリング周辺に集約するなど、細部まで操作性の向上が追求された。

エクステリア

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

ES300h“version L”(ソニックイリジウム)<オプション装着車>

 フロントグリルはESらしさを継承しながら、メッシュパターンの新意匠を採用。縦基調のL字ユニットの集合体で構成されている。グリルの押出しが強調され、質感の向上が図られた。
 ヘッドランプの意匠を変更。単眼ランプは新小型ユニットを採用している。3眼ランプはブレードスキャン*3アダプティブハイビームシステム(AHS*4)を採用し、機能性の向上を図るとともに、新薄型ランプユニット採用により、鋭い表情を表現している。
 標準仕様のES300hに装備される17インチホイールは、スポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調し、V字に重ね合わせることでスポーティな印象を与えた。また、メーカーオプション設定される18インチホイールは、切削光輝加工とダークグレーメタリック塗装のコントラストが映える多軸スポークを採用し、高級感が漂う。
 エクステリアカラーには、強い陰影により造形を際立たせるソニックイリジウムと、金属質感と高光沢を実現したソニッククロムを新規採用している。

  • 17インチアルミホイール(切削光輝+ミディアムグレーメタリック塗装)

    17インチアルミホイール(切削光輝+ミディアムグレーメタリック塗装)

  • 18インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)

    18インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)

インテリア

 マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。人間中心の思想に基づき、ドライバーとディスプレイとの最適な距離と角度を探求し、ディスプレイを約100mm近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更。画面にはガラス素材を採用し、視認性や操作性を向上させている。
 オーナメント加飾には、ラグジュアリーさを演出するウォールナット素材を採用するとともに、新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用。また、ヘアラインの加飾に、レーザーで一本ずつ彫る加工方法を採用し、より細やかでモダンな雰囲気を演出する。
 インテリアカラーでは、ヘーゼルを新規に採用するとともに、ブラウン系でグレイッシュなトーンのモーヴが新規開発された。

ES “F SPORT”

ES300h“F SPORT”(ホワイトノーヴァガラスフレーク)<オプション装着車>

ES300h“F SPORT”(ホワイトノーヴァガラスフレーク)<オプション装着車>

 “F SPORT”専用チューニングを施したサスペンションにより、ドライバーの運転操作に忠実でよりスポーティな走行性能を追求。新型のアクチュエーターを用いた最新鋭のリニアソレノイド式AVSを採用。上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を両立している。上質で滑らかな走りからスポーティでアグレッシブな走りまで、さまざまな走行シーンで高いパフォーマンスを発揮する。
 “F SPORT”専用19インチアルミホイールは、フロントグリルの黒色とマッチする艶のある黒色のホイールを採用し、引き締まった印象を与える。日本限定仕様としてLEXUSロゴ入りのオレンジ塗装ブレーキキャリパーを設定し、足回りをよりスポーティに演出。
 インテリアカラーにホワイトを新規採用するとともに、ホワイト、フレアレッドのシートクッションに黒色を加え、シートバックとともに新たな配色パターンを採用し、スポーティな印象を加えている。

  • ES300h“F SPORT”LEXUSロゴ入りのオレンジ塗装ブレーキキャリパー

    ES300h“F SPORT”LEXUSロゴ入りのオレンジ塗装ブレーキキャリパー

  • ES300h“F SPORT”(インテリアカラー : “F SPORT”専用ホワイト)

    ES300h“F SPORT”(インテリアカラー : “F SPORT”専用ホワイト)

「Lexus Safety System +」を含む、先進予防安全技術の採用

 従来のLexus Safety System +に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、交通事故や事故死傷者の更なる低減と、ドライバーの負担軽減を目指し、緊急時操舵支援などの機能追加や車線認識性能の向上を実現。また、運転支援時にドライバーにとって自然で、安心感のある車両挙動が追求された。加えてデジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラをアップデート。LEDのちらつきを大幅に低減するとともに画質を向上させ、昼夜ともに優れた視認性を実現している。

Lexus Safety System +

プリクラッシュセーフティ
 単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な対応領域を拡大。交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能に。加えて、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能が追加されている。

レーントレーシングアシスト(LTA*5)
 同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する。車線認識性能を向上させることで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現。

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
 自動車専用道路などにおいて設定した車速内で、前走車との距離を一定になるよう加減速制御する機能に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を採用。

オートマチックハイビーム(AHB*6)
 先行車や対向車を検知し、自動でハイビームを制御する。

ロードサインアシスト(RSA*7)
 カメラで主要な道路標識を読み取り、マルチインフォメーションディスプレイに表示する。

ドライバー異常時対応システム
 レーントレーシングアシスト(LTA)制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援する。停車後は、ドア解錠やヘルプネット*8自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与する。

 その他、駐車場などにおけるアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなど、先進安全装備が導入されている。

ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)

ブレードスキャン アダプティブハイビームシステム

ブレードスキャン アダプティブハイビームシステム

 RX、LSで採用したブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)を採用。光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射。ブレードミラーに反射した光が、レンズを介して高速移動しながら前方を照らす新機構のAHSだ。残像効果で光は動いているように見えず、ブレードミラーの回転に同期させて、LEDの光を適切なタイミングで点灯/消灯することで、配光を細かく制御することができる。これにより、従来のAHSより細かい遮光が可能となり、ハイビームの照射範囲を広げることで対向車や先行車を眩惑することなく歩行者や標識を認識することが可能。

デジタルアウターミラー・デジタルインナーミラー

  • デジタルアウターミラー(悪天候時)

    デジタルアウターミラー(悪天候時)

  • デジタルアウターミラー(アウターカメラ)

    デジタルアウターミラー(アウターカメラ)

  • デジタルインナーミラー(デジタルインナーミラーモード)

    デジタルインナーミラー(デジタルインナーミラーモード)

 デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラ性能を向上。明暗が混在する場所の視認性を改善するためノイズ低減処理を施し、ノイズ感の少ないクリアな映像を実現。また、LEDライトのちらつきによる煩わしさを低減している。

レクサスES メーカー希望小売価格

(単位 : 円)
 エンジンハイブリッドシステム駆動価格*
(10%消費税込み)
“version L”A25A-FXS(2.5L直列4気筒)Lexus Hybrid Drive2WD(FF)7,150,000
“F SPORT”6,510,000
ES300h5,990,000
* 北海道地区のみ価格が異なります。リサイクル料金は含まれません。


*3 ブレードスキャンは株式会社小糸製作所の登録商標です。
*4 AHS Adaptive High-beam System
*5 LTA Lane Tracing Assist
*6 AHB Automatic High Beam
*7 RSA Road Sign Assist
*8 “ヘルプネット”は(株)日本緊急通報サービスの登録商標です。


 

レクサスESの中古車一覧はこちら

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ