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更新日:2018.08.27 / 掲載日:2018.06.23
ルノー、アルビーヌブランド「A110」の限定モデルの受注を日本で開始
アルビーヌブランドの新型ミッドシップスポーツ「A110」の限定モデル「プルミエール・エディション」
ルノー・ジャポンは6月22日、アルビーヌブランドの新型ミッドシップスポーツ「A110」の限定モデル「プルミエール・エディション」の受注を日本で開始した。限定台数は50台。ステアリング位置は、左ハンドルのみ。
アルピーヌは1955年に創設されたスポーツカーメーカー。1970年代に、アルピーヌの代表モデル「A110」が、ラリー世界選手権でチャンピオンを獲得するなど活躍し、一躍スポーツカーメーカーとして有名になった。その後ルノーの傘下に入って活躍を続けたが、1995年にその活動を休止。しかし、2016年にアルピーヌは復活を遂げた。ルノー・ジャポンは、2017年10月に日本でアルピーヌブランド車の輸入販売事業を行なう「アルピーヌ・ジャポン」を設立し、今回のプルミエール・ エディションの発表となっている。
ドライバーを魅了させるフィーリングを重視したモデル
A110は、2名乗車仕様のスポーツモデル。パワーやスピードを重視するのではなく、ドライバーを魅了させるフィーリングを重視したモデルだ。車両の設計・開発はフランスのギヤンクールにあるグループ・ルノーのテクノセンターと、レズリスにあるルノー・スポールのエンジニアリングセンターで行なわれた。
走行モードとして「ノーマル」、「スポーツ」、「トラック」の3種類を設定。ステアリングにあるボタンでモード選択を行なうとスロットルレスポンス、ステアリングのアシスト、ギヤシフトスピード、ESCの設定、フルカラーTFTメーターの表示が切り替わる。ローンチコントロール機能も装備する。
新開発の直列4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ「M5P型」エンジンにゲトラグ製の7速DCTの組み合わせ
プルミエ・エディションは、軽量化が図られているのが特徴の1つ。アルミ製プラットフォームとアルミボディはリベットと接着と溶接により接合され、強固で軽量なボディを実現。アルミ製サスペンション、1脚あたり13.1kgという軽量なサベルト製スポーツシート、世界初の電動パーキングブレーキを内蔵したブレンボ製リアブレーキキャリパーなどを採用し、車両重量は1110kgを実現する。
サスペンションは、前後ダブルウィッシュボーンを採用し、乗り心地とハンドリング性能を両立させている。足回りは、軽量なFuchs製の18インチ鍛造ホイールとミシュラン「パイロットスポーツ4」の組み合わせとなる。
走行モードとして「ノーマル」、「スポーツ」、「トラック」の3種類を設定
パワートレーンは、ルノー・日産アライアンスによる新開発の直列4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ「M5P型」エンジンにゲトラグ製の7速DCTの組み合わせ。最高出力185kW(252PS)、320N・mを発生。JC08モード燃費は参考値だが14.1km/lとなる。
ボディサイズは、全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mm。ホイールベースは2420mmとなる。前後重量配分はフロント44%、リア56%。重心はガソリンタンクを前車軸後方に、エンジンを後車軸前方にレイアウトするなど車体中央付近に集め、運動性能を高めている。
今回の発売は、正規販売店や公式サイトで7月10日まで申し込みを受け付け、応募が多数あった場合は抽選になる。7月15日にフランス大使館でフランス大使立ち合いのもと抽選が行なわれる。
メーカー希望小売価格は、790万円(税込)