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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2016.12.01
ダイハツ、「タント」に衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載
衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載した「タント」
ダイハツは11月30日、軽自動車「タント」、「タント カスタム」の一部仕様を変更。衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載して発売した。新開発のスマートアシストIIIは、「歩行者対応 衝突回避支援ブレーキ機能」を追加したのが特徴。世界最小サイズの小型ステレオカメラをフロントガラス上部に設置したことで、ステレオカメラが前方の車両や歩行者との距離を検知。従来の対車両のみならず、歩行者に対しても衝突回避支援ブレーキを作動させる(速度が約4~50km/hの場合)。
新開発のスマートアシストIIIは、「歩行者対応 衝突回避支援ブレーキ機能」を追加
スマートアシストIIIは、作動速度が従来の約4~50km/hから約4~80km/hへ向上(対歩行者の場合は、約4~50km/h)。衝突回避の相対速度も約4~20km/hから約4~30km/hへと向上している。また、「被害軽減ブレーキアシスト」を追加して、車両が衝突危険を認識した際、運転者のブレーキの踏み込みがあった場合には、強力なブレーキアシストを作動。これにより衝突回避、または被害軽減を実現させている。
Tanto Custom
「タント カスタム」は、パワースライドドアに予約ロック機能を追加
安全性能は、スマートアシストIIIの搭載のほか、ダイハツ初となる「オートハイビーム」を搭載。リアに2箇所のソナーセンサーを設置することで、死角となる左右後方の障害物を検知し、ブザー音で警告する「コーナーセンサー」を採用する。タントカスタムの仕様変更は、パワースライドドアに予約ロック機能を追加した。「ムーヴ」や「キャスト」などで採用している「D assist 切替ステアリングスイッチ」を全車に標準装備として、使い勝手の向上を図っている。
タントとタント カスタムのメーカー希望小売価格は、122万400円(税込)~187万3800円(税込)
Tanto Friend Ship Series
福祉車両「フレンドシップシリーズ」の「タント スローパー」と、「タント ウェルカムシート」
福祉車両「フレンドシップシリーズ」の「タント スローパー」、「タント ウェルカムシート」では、スマートアシストIIIを搭載するほか、「タント」と同様に安全性能と使い勝手を向上させている。
メーカー希望小売価格は、タント スローパーが143万円(税込)~181万円(税込)、タント ウェルカムシートが152万5000円(税込)~186万円(税込)