キャデラック、スーパースポーツセダン新型「CTS-V」発売

スーパーチャージド6.2リットルV型8気筒OHVエンジンには以前のスーパーチャージャーより高効率で、よりコンパクトな1.7リッタースーパーチャージャーを採用し、直接噴射とアクティブフューエルマネジメント(気筒休止)を組み合わせた。最高出力は649ps、最大トルク855Nmを発生する。気筒休止機構も備え、クルーズ時には4気筒での走行も可能とするなど、エコ性能も高めた。トランスミッションは、ギア間のステップを小さくし、俊敏な変速を可能とした8速オートマチックを採用。0-60mph（約96.6km/h）加速は、3.7秒の驚異的なパワーを誇る。

エクステリアでは、エクステリアパネルのほとんどの部分を専用設計されたものを採用。また、カーボンファイバー製のボンネットには、エンジンルーム内の熱気を逃がすとともに、ラジエーターを通った空気を車体上部に流すことで、高速走行時の揚力発生を低減するエアアウトレットを採り入れた。幅広の19インチタイヤを収めるために拡大したフェンダーもCTS-Vの特徴となっている。足回りには、フロントサスに改良されたマルチリンク・ダブルピボット・マクファーソン・ストラットを、リアサスに5リンクマルチリンクを採用。さらに、フロント6ピストン、リア4ピストンのブレンボ製ハイパフォーマンスブレーキシステムなどを備え、高い運動性能を発揮する。

メーカー希望小売価格は、1,330万円から1,470万円（税込）