車のニュース
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2015.07.31
【アウディ】「A6 / S6 / RS 6」シリーズがマイナーチェンジ2015【価格】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
アウディのアッパーミドルモデル「A6」シリーズがマイナーチェンジを受け、7月31日より販売が開始された。デザインの変更、パワートレインの改良、先進技術の搭載が行われている。ラインナップは、セダンの「A6」とステーションワゴンの「A6 アヴァント」にそれぞれ3種類の仕様を設定したほか、車高の高い「A6 オールロード クワトロ」、ハイパフォーマンス仕様の「S6」および「S6 アヴァント」、S6アヴァントをベースにチューニングを施した「RS 6 アヴァント」の10モデルで、ハンドルの仕様はA6とA6アヴァント、A6 オールロード クワトロは右のみ、S6およびS6 アヴァント、RS 6 アヴァントには左右両方が用意される。価格帯は628万円(A6 1.8 TFSI/FF)~1729万円(RS 6 アヴァント/4WD)。
エンジンは、1.8L 直4 DOHCターボと2.0L 直4 DOHCターボがA6とA6アヴァントに、3.0L V6 DOHCスーパーチャージャーがA6、A6アヴァント、A6 オールロード クワトロに搭載される。S6、S6アヴァント、RS 6 アヴァントは4.0L V8 DOHCターボ。組み合わされるトランスミッションは、RS 6 アヴァントのみ8速ATでほかのモデルは7速DCT。
エンジンは、RS 6 アヴァントを除くすべてのモデルでパワーの向上が図られている。エントリーグレードのFF仕様の搭載エンジンは従来の2.0Lから1.8Lにダウンサイズされたが、最高出力は10psアップの190ps/4200~6200rpmとなった。従来型では2.8L V6 DOHCの自然吸気エンジンを搭載していたクワトロ仕様は、2.0L 直4のターボエンジンに。最高出力は48psアップの252ps/5000~6000rpm、最大トルクは8.7kg-mアップの37.3kg-m/1600~4500rpmと大幅に性能が向上している。「A6 3.0 TFSI クワトロ」のスーパーチャージドエンジンは最高出力333ps/5500~6500rpmで23psアップ、S6の4.0L V8ターボエンジンは最高出力450ps/5800~6400rpmで30psアップ。また、JC08モード燃費も最大で17%向上している。
先進技術としては、フラッグシップの「A8」、プレミアム4ドアクーペ「A7」にも採用されているマトリクスLEDヘッドライトが搭載された。ハイビーム点灯時に先行車や対向車をカメラで認識すると必要に応じてLEDを個別に点灯・消灯し、他車のドライバーを眩惑せずに最大限の範囲を照射することが可能となるシステムで、フロントマスクのデザイン的な特徴ともなっている。安全装備は、追突などを防止する「アウディ プレセンス」、車線変更時の危険を減らす「アウディ サイドアシスト」、車線逸脱防止支援システムなどを搭載。
デザインは、エクステリアを中心にリファイン。シングルフレームグリル、ヘッドライト、テールランプ、バンパー、サイドシルなどに変更が施されたほか、内外装に新たなカラーが設定された。
アウディA6シリーズは、「アウディ全モデルのなかでもっとも長寿なシリーズで、1968年に誕生した初代アウディ100から数えて7代目、47年の歴史を持つ。現行モデルは2011年にデビューしている。
アウディA6シリーズは、「アウディ100」を前身とするアウディの中核モデル。
A6アヴァント
A6 オールロード クワトロ
RS 6 アヴァント