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更新日:2024.11.29 / 掲載日:2024.11.29
これぞ究極! メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズがアジア初公開
文と写真●ユニット・コンパス
重厚でいてアーティステック、歴史の重みを備えながらも、新境地への挑戦を続けているのが、メルセデス・マイバッハというブランドだ。
雅楽師・東儀秀樹氏による幽玄な演奏で幕を開けたメルセデス・マイバッハのアジアプレミア。発表されたのはSLモノグラムシリーズ。マイバッハに加わった初のロードスターはどのような魅力を備えているのか。
日本で成長を続けているマイバッハ
メルセデス・マイバッハは、メルセデスをベースにしながら、さらなる上質さを妥協なきクラフトマンシップにより実現するウルトララグジュアリーブランド。メルセデスの最先端技術に、100年を超える歴史を持つマイバッハの世界観が組み合わせられる。
メルセデス・ベンツ日本合同会社社長兼CEOのゲルティンガー 剛社長は、日本におけるマイバッハビジネスについて次のようにプレゼンテーションした。
「マイバッハは、日本に導入以来、大変好評を集めている。現在ではセダンのみならず、3車種4モデルまでラインアップを充実させてきた。販売台数についても、前年比約200台のペースで伸びてきている。また、銀座では、メルセデスの特別なモデルを展示する『スターズ@メルセデス・ベンツ銀座』を展開している。ここでは新型車の展示に加えて、特別な教育を受けたスタッフを配置して、お客様とのコミュニケーションを行なっている」
マイバッハ部門の責任者が語るブランドフィロソフィー
発表会では、来日したメルセデス・マイバッハ部門の責任者であるダニエル・レスコー氏の発声で本日の主役であるメルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズがアンベールされ、ブランドや車両についての解説が行われた。
「マイバッハは、『To Go Beyond』を目指しています。日本市場については、初のEVモデルであるEQS SUVを高く評価してくれていることを嬉しく感じています。
私たちは現状に満足せず、さらに魅力的なものとするべく努力しています。現在、世界の主要な都市にマイバッハラウンジを展開しているのもその一環です。マイバッハと日本文化には、歴史や文化という側面で深い関連性があります。ですので、皆様には、製品だけでなく、ブランドの持つ世界観を感じていただきたい。
今回の展示会にあたり、マイバッハをテーマにしたアート作品を展示したのもそういった意図があります。
私たちのブランドには100年以上の輝かしい歴史があり、初期のマイバッハにはオープン2シーターも存在しました。それは豪華であっただけでなく、技術的にも最先端でした。
SL 680モノグラムシリーズの開発にあたっては、お客様から2シーターオープンを強く求められてきたことが背景にあります。印象的なモノグラムデザインを施したボンネットは、特別な工法により作られており、エレガンスと洗練をテーマにしたデザインを象徴しています。繊細で花のようなステッチが施されたシートや585馬力を発揮するV8ツインターボエンジンを搭載し、マイバッハ特有の快適さを提供するサスペンションにより静かで完璧なオープンエアドライビング体験を提供します」
なお、メルセデス・マイバッハ SL 680モノグラム・シリーズの日本導入は来年第四四半期を予定。詳細についは、販売店を通じてユーザーからのアプローチを行うことで詳細が案内されるという。