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更新日:2018.10.18 / 掲載日:2015.02.10
日産、通常営業利益を5700億円に上方修正
アメリカでの販売が好調な日産
日産は2月9日、2015年3月期の4-12月連結決算を発表するとともに、通期予想を上方修正した。
通常営業利益は従来比で350億円の増加となる5700億円とした。1年間の売り上げ見通しは11兆1500億円と修正し、これは過去最高の売り上げになるという。
今回の決算発表では、従来予想より1年間のグローバル販売計画を15万台下げる修正をしたが、円安効果やコスト削減などの影響で、純利益は150億円増加した4200億円に見直した。
同社の業績の好調は、アメリカでの売り上げや円安効果などが要因として挙げられている。
アメリカ市場では、コストの削減や利益率の高いモデルの投入などで、収益力が高まることが見込まれており、円安効果では、通期の前提となる為替レートを1ドル108.8円とし、これまでより4.8円の円安に見直した。
一方、グローバル販売は、中国市場での成長の鈍化や、ロシア市場での販売の伸び悩みなどがあり、1年間のグローバル販売計画を下方修正し、530万台としている。
同社の田川丈二常務執行役員は「厳しい市場環境だが、利益ある成長を遂げながら確かな財務実績を残した」とコメントしているという。