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更新日:2022.11.04 / 掲載日:2022.11.04

メルセデスEQ EQS/EQE日本上陸 ベンツが示すプレミアムEV像とは

MERCEDES-EQ EQS/EQE【グーワールド コラム/ニューモデル】

文と写真●ユニット・コンパス
問い合わせ:メルセデスコール TEL:0120-190-610 URL:https://www.mercedes-benz.co.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年12月号の内容です)

メルセデスのプライドである「S」と「E」のEVがついに登場

 ついに「S」と「E」の電気自動車が登場した。いずれもいうまでもないメルセデスの基幹車種で、多くのユーザーを抱えるだけでなく、メルセデスというブランドに対する信頼の拠りどころとなるわけで、その内容には注目が集まる。
 今回発売された「EQS」と「EQE」は、メルセデス・ベンツの電気自動車ブランド「メルセデス・EQ」において、初めてEV専用プラットフォームを採用。これまで内燃機関搭載車と車体構造の基礎を共有していたのに対して、新型ではEVのために最適化されたメカニズムを採用することで、従来以上の高性能を可能にしている。永久磁石同期モーター(PSM)を備える高効率の駆動システム、大容量バッテリー、そして量産自動車で最高値となるCd値0.20もの優れたエアロダイナミクスは、専用プラットフォームなしに実現しなかったという。
 では、その恩恵はといえば、最大のものは航続可能距離の伸長だろう。たとえば「EQS 450+」では、日本で販売される電気自動車で最長となる700㎞もの航続可能距離を実現している。
 インテリアにも新しい提案があった。ダッシュボード全面をディスプレイにする「MBUXハイパースクリーン」だ。これは、3枚の液晶モニターを1枚のガラスで覆い大きなスクリーンのように表現したもので、指に触感フィードバックがあることで直感的なタッチ操作が可能になるという。また、優れた静粛性を生かして乗員の好みに応じて車両から発生するサウンドを変化させる「サウンドエクスペリエンス」も新たに採用。EV時代ならではのラグジュアリーカー像を目指した。
 また、メルセデス・ベンツ日本の取り組みとして、サービス体制についても発表が行われた。高電圧バッテリーは10年または25万km以内での保証を付帯。専用の充電カードで全国にある約2万基の提携充電器を利用可能。申し込みから 1 年間は月額基本料金及び充電料金が無料となる。また日本仕様独自の取り組みとして外部給電器として災害時に活用することもできるという。
 まさに本格的なEV時代を見据え投入された、メルセデス入魂のラグジュアリーEVである。

EQS

 環境性能に加え新時代のラグジュアリーカーとして開発された「EQS」。写真はメルセデス・AMG初のEVで、前後2基のモーターを搭載する「EQS 53 4MATIC+」。

EQE

 EV専用プラットフォームを採用しながら、ドライバーズカー寄りのキャラクターが与えられた「EQE」。写真はメルセデス・AMGの「EQE 53 4MATIC+」。

プレゼンテーションを行ったメルセデス・ベンツ日本 社長の上野金太郎氏。発表会では、EVという特性を生かして舞台袖から上野社長自ら自走して登場するという演出を披露。
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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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