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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.10
名車のクラシックミニをコンバート「アビゲイルEVミニ」を発売

電気自動車の製作等を手がけるアビゲイル(所在地:東京都港区)は2月9日、絶版名車のクラシックミニをコンバートしたEV「アビゲイルEVミニ」の販売を始めたと発表した。2022年度は12台限定で受注する。
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生産終了となった今でも大人気のクラシックミニ 個性的な旧車を日常使用できるよう開発
クラシックミニは1959年に誕生して以来、41年にわたり生産・販売され続け、2000年に生産終了となった今でも絶大な人気を誇る。必要最小限のスペースに大人4人が乗れる居住空間を確保し、優れた走行性能を確保した技術的先見の明に加え、愛らしい姿もファッションアイコンとなった。2001年にBMWが権利を獲得したことで、クラシックミニはプレミアムコンパクトのMINIとして生まれ変わって販売されている。
今回発表された「アビゲイルEVミニ」は、旧い個性的なクルマを日常的に使いたいというモーターファンの願いをカタチにしたいとの思いから開発された。
リチウムバッテリとモーター搭載で国交省認可! セカンドカーにぴったりの一台に

同モデルは、世界で最初のエコカーであるクラシックミニをナット&ボルトまでレストアし、新たにリチウムバッテリとモーターを搭載。国土交通省の認可も受けている。EV仕様となったことで暖機運転が不要かつAT仕様で運転しやすくなり、旧いクルマはメンテナンスやトラブルが心配だという人や、クルマを趣味としている人のセカンドカーやサードカーにもお勧めの車両に仕上げられた。
さらに、初年度登録から13年を超えたガソリン車の自動車重量税は15%増税となるが、同車はエコカー減税対象車で半額以下となる(アビゲイルEVミニ10,000円、2004年以前ミニ25,200円)。
その他、購入者の趣味やライフスタイル、使用目的やこだわりなどに合わせて注文ごとに要望をビスポークし、1台1台丁寧に製作。少量の職人作業となるため、2022年度の受注は12台に限定される。持ち込み車両のコンバージョンは国土交通省認可の都合上、型式に条件があるが受付可能となっている。
「アビゲイルEVミニ」概要
〈バッテリ容量〉18kWh
〈最高出力〉40kW/3,000rpm
〈最大トルク〉42.1Nm/1,000rpm
〈航続距離〉140km (社内計測WLTCモード相当)
〈充電規格〉J1772普通充電器
〈乗車定員〉4名
〈車両サイズ〉全長3075×全幅144×全高132mm
〈タイヤサイズ〉 145/70 R12
〈販売価格〉詳細は公式サイトに記載
〈標準装備〉
・アルミホイール
・革シート
・前席シートヒータ
・運転席シートベルト警告
・ウッド内装
・モトリタウッドステアリング
・リアフォグランプ
・7インチマルチモニタ
・USBポート×2
・ノーマル、スポーツモード切替
・ボディ・ホイール カラーオーダー
・シート・天井・フロア・サンバイザ カラーオーダー
〈オプション装備〉
・CHAdeMO急速充電器
・AC100Vコンセント