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更新日:2021.07.07 / 掲載日:2021.07.07

BMW 新型2シリーズ クーペ 欧州で発表 パフォーマンスに優れたコンパクトな2ドアモデル

BMW 新型2シリーズクーペ M240i xドライブ クーペ

BMW 新型2シリーズクーペ M240i xドライブ クーペ

 BMWは現地時間の7月7日、新型2シリーズクーペを発表した。
 コンパクトでスポーツ性能に優れた2ドアモデルで、2021年7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開、2022年初頭に市場投入を予定している。

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BMW M240i xドライブ クーペを中心としたモデル展開

新型BMW 220i クーペ

新型BMW 220i クーペ

 新型2シリーズクーペはコンパクトでパフォーマンスに特化した2ドア・モデルという伝統的なコンセプトを踏襲しつつ、現代的なアレンジを加えたものに。
 またデザイン面においては、サイズ感の近いBMW 1シリーズモデルとの差別化を最大限に図ったとし、特徴的なプロポーション、ワイド・トラック、最適化された空力特性、優れたボディ剛性、インテリジェントな軽量設計、バランスのとれた50:50の重量配分、低重心などにより、極めてスポーティな車両を実現した。

 ラインアップはBMW M社の高性能モデルであるBMW M240i xドライブ クーペが中心で、275kW/374 hpの直列6気筒ガソリン・エンジンとインテリジェント・オール・ホイール・ドライブを搭載。
 このほか、4気筒のガソリンモデル・BMW 220i クーペとディーゼルモデル・BMW 220d クーペがラインアップに並ぶ。
 また2022年夏には、180kW/245psの4気筒ガソリン・エンジンを搭載したBMW 230iクーペをラインアップに加える予定としている。

 クラシカルな3ボックスデザインを基調としたプロポーションで、ダイナミックなラインと専用のディテールが表情豊かな外観をもたらした。
 ボディサイズは先代モデルと比較して全長が105mm、全幅が64mm、ホイールベースが51mm拡大し、車高は28mm低くなったとしており、若干のサイズアップとなった。

ステアリング精度、コーナリング・ダイナミクスを向上し、際立ったスポーツ性を実現

BMW 新型2シリーズクーペ

BMW 新型2シリーズクーペ

 パワートレインについて、BMW M240i xドライブ クーペは最新のBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用した直列6気筒ガソリン・エンジンを搭載。
 これは現行モデルよりも25kW/34ps高い最高出力を発揮する。
 いっぽう、BMW 220i クーペに搭載される直列4気筒ガソリン・エンジンは135kW/184psを発揮し、エキゾースト・マニホールド一体型シリンダー・ヘッドの採用によって排出ガスを最小限に抑制。
 またBMW 220dクーペにおいては140kW/190psの4気筒ディーゼル・ユニットを搭載し、2ステージ・ターボチャージャーと48Vマイルド・ハイブリッド技術を採用、高い効率性を実現した。

 すべてのエンジンには、標準で8速ステップトロニック・トランスミッションが組み合わされる。
 また、オプション設定となる8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッション(M240i xドライブ クーペのみ標準装備)はステアリング・ホイールにギア・シフト・パドルを装備するほか、最適なトラクションで力強く発進するためのローンチ・コントロールや、走行中に瞬時にダイナミックなスピードを発揮するためのスプリント機能も搭載される。

 シャシー技術はBMW 4シリーズのものを継承、そこへ独自のチューニングを施し、同セグメントの中で際立ったスポーツ性を実現した。
 先代モデルと比較して、俊敏性、ステアリング精度、コーナリング・ダイナミクスを向上、パワートレインとシャシーを統合的に適用することで、車のステアリング動作と横方向の加速力の蓄積を最適化し、ダイナミックなコーナリングと巧みにコントロールされたドリフトを可能にする。
 さらに、長距離走行を想定し、乗り心地と静粛性も最適化が図られた。

 2ジョイントスプリングストラット式フロントアクスル、5リンク式リアアクスル、リフト関連ダンパー、サーボトロニック機能付き電動パワーステアリングなどを標準装備し、BMW M240i xドライブ クーペにおいてはMスポーツ・サスペンション、追加のフロント・アクスル・ストラット、Mスポーツ・ブレーキ、リア・アクスルのMスポーツ・ディファレンシャルを標準装備する。
 ホイールは17インチ軽合金製ホイールを標準装備とし、BMW M240i xドライブ クーペには19インチMライトアロイ・ホイールが標準で用意される。

スポーツカー然としたインテリア

 コックピットデザインはセンターコンソールにモダンなコントロールパネルを採用し、フルデジタルディスプレイをオプションで用意するなど、ドライバーの視点に立ったものに。
 8.8インチのコントロール・ディスプレイと5.1インチのカラー・ディスプレイを備えたインストルメント・クラスターを標準装備したBMWライブ・コックピットを採用、タッチスクリーン・ディスプレイ、BMWコントローラー、ステアリング・ホイール・ボタン、ボイス・コントロールを使った直感的な操作が可能となっている。
 クラウドベースのBMWマップ・ナビゲーション・システムは、オプションのBMWライブ・コックピット・プラスまたはBMWライブ・コックピット・プロフェッショナルと組み合わせて利用でき、リアルタイムで更新される交通情報やスピーディなルート計算でドライブをアシストする。
 多彩な車内デジタル・サービスも用意され、使い勝手の幅が大きく広がっている。

 インテリアではスポーツシートとスポーツレザーステアリングホイールを標準装備、MレザーステアリングホイールとMスポーツシート(インテグラルヘッドレスト付)をオプションで用意するほか、BMW M240i xドライブ クーペにはセンター・コンソールにクッション性の高いニー・パッドを装備するなど、特別なインテリア・フィーチャーを採用し、ドライビング・プレジャーを強調する。
 また、ダーク・グラファイト・マットの新しいインテリア・トリム・ストリップを標準装備し、ドア・パネルには台形のアクセント・サーフェスを新たに採用した。

 フロントシートはそれぞれの着座位置を低くすることで開放感のある高さを実現、リアシートは40 : 20 : 40分割可倒式リアシートバックレストを標準装備し汎用性を向上、トランクは390Lの積載量を保持する。
 このほか、3ゾーンオートマチッククライメートコントロール、遮音ガラス付フロントガラスを標準装備とした。

 運転支援システムは拡充が図られ、フロントコリジョンウォーニング、スピードリミットインフォメーション、レーンディパーチャーウォーニング、ブレーキ機能付クルーズコントロールを標準装備。
 オプションでドライビング・アシスタント(車線変更警告、後方衝突防止、後方交差交通警告)、ストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロール(手動式速度制限アシストを含む)、パーク・ディスタンス・コントロール、リバーシング・アシスタント、リバーシング・アシスト・カメラ、サラウンド・ビュー、リモート3Dビューといった装備を追加できる。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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