車種別・最新情報
更新日:2026.04.28 / 掲載日:2026.04.28
こだわりの“技アリ!”SUV・ランドクルーザー250
ここに技あり! こだわりのSUV選び
今や愛車選びの大本命で車種も豊富なSUV。今回は多彩なSUVの中から個性派を選抜。“ならでは”の魅力を掘り下げてみた。
●文:渡辺陽一郎
※本記事の内容は月刊自家用車2026年5月号制作時点(2025年3月中旬)のものです。
TOYOTA ランドクルーザー250
●価格:520万〜735万円 【2.7ℓガソリン・4WD】【2.8ℓディーゼルターボ・4WD】


整備されていない土地を行くオフロードガチ勢に
今はSUVの人気が高い。国内で新車として売られる小型/普通乗用車の30〜40%を占めるが、大半はトヨタのヤリスクロスやハリアーなど、乗用車と共通のプラットフォームを使うシティ派SUVだ。この反動もあり、近年ではSUVの原点とされる悪路向けの車種が注目される。その代表がトヨタランドクルーザーシリーズ。中心タイプの250を取り上げる。ランドクルーザープラドの後継だが、ボディを拡大。耐久性の優れたラダー(はしご)フレームを使うシャシーは、ホイールベースの数値も含めてランドクルーザー300と等しい。ボディサイズや車内の広さも同等で、荷室に3列目の補助席を装着した7人乗りも選べる。シティ派SUVと違って、空間効率は追求していないが、全長が4925㎜で全幅も1980㎜だから車内は相応に広い。
300と異なる特徴はエンジンだ。プラドにも搭載されていた直列4気筒2.7ℓガソリンと、2.8ℓクリーンディーゼルターボがある。300のV型6気筒ツインターボに比べて動力性能は下がるが車両重量は軽い。全車に4WDを搭載して、中級に位置するVXのディーゼルは2380㎏だ。300のディーゼルに比べて、ボディの前側を中心に170㎏ほど軽い。この軽さは、悪路と舗装路の両方で機敏な運転感覚をもたらす。しかも後輪駆動をベースにした悪路向けのSUVで、駆動力を高める副変速機も搭載するから悪路走破力は抜群に高い。そこで最上級のZXは、SDM(スタビライザー解除機構)を標準装着した。デコボコの激しい悪路を走る時は、フロントスタビライザーを解除して、足回りを柔軟に伸縮できる。250の性格を物語る装備だ。
一般的な推奨グレードはディーゼルのVX。ガソリンエンジンは実用回転域の駆動力が足りないが、ディーゼルなら余裕があり、本革シートなども含めて装備も充実する。しかし奥の深い運転感覚を味わうなら、敢えてガソリンエンジンのVXを選ぶ方法もある。車両重量がボディの前側を中心に140㎏軽く、ステアリング操作に対する車両の動きも軽快だ。実用回転域の駆動力は足りないが、最大トルクの発生する3900回転付近を巧みに使って悪路を走破すると、トルクの高いディーゼルとは違う達成感を味わえる。250は悪路の走りを極めるクルマだから、グレード選びもスポーツカーに近い。運転スタイルに応じて選ぶべきで、ガソリンも成り立つ。同様にシンプルなディーゼルGXも含めて検討すると、グレード選びを楽しめるだろう。
ココが“技アリ!”→シリーズ随一の悪路走破性

「ランクル」は世界中の過酷なフィールドで信頼を勝ち得て来た、日本が誇る本格クロカンモデルだ。現在は300と250の2つのシリーズがラインナップ。国内環境において実用視点から選ぶ際に主流となるのがこの250だ。信頼に応える基本骨格やパワートレーンに現代的な電子制御アイテムによる支援も加わり、悪路走破性も進化している。