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更新日:2018.11.02 / 掲載日:2015.12.11
レクサス GS F 新車紹介
レクサス GS F 新車紹介
紹介
【追加モデル】
発表/2015年11月25日
レクサスインフォメーションデスク
0800-500-5577
文●森野恭行 写真●編集部
■日常の快適性とスポーツ走行での頼もしさを見事に融合した「F」
「F」モデルのセダン新投入は、IS F以来8年ぶりだから、長く待たされた感がある。そこで裏話をすれば・・・GS Fは当初、LFAのV10ユニットの搭載を前提に企画。だが、あのリーマンショックで方向修正を余儀なくされ、RC Fと同じ進化型5L・V8を積む方向でまとまった。そんな話をすると、少し興奮が冷めるひともいるかもしれない。でも、じっくり開発できたことで練られた部分も多いから、期待度は特大のものだ。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
開発担当はIS FやRC Fでも腕を振るった矢口幸彦氏。やや大柄なセダンボディを持つGS Fにも、作り手はきちんと「F」モデルの魂を注入した。そこでの注目は心臓。477馬力/54.0kg mという2UR-GSE型の性能は標的とするBMW M5やメルセデスAMG E63と比べ、とくにトルク面で見劣りがする。でも「F」モデルには、ターボを選んだライバルにはないキレの鋭さやリニアな応答性、そして官能のサウンドがある。素早い変速も得意な8速ATとのコンビにより、レクサス独自の魅力を持つ超高性能スポーツセダンに仕上げられているのは間違いない。
核となるボディの鍛え方もハンパではなく、レーザー溶接、レーザースクリューウェルディング、高剛性ガラス接着剤などの技を駆使し、サーキット走行も存分に楽しめる骨格を築き上げているという。もちろん、RC Fで評価の高いサスペンションやブレーキの技術も、より熟成を図った上で投入している。日常はラグジュアリーなサルーンでありながら、ひとたび鞭を入れれば・・・スーパースポーツに匹敵する速さと刺激性を提供してくれるのがGS F。レクサスの「新たな境地」を開拓する、要注目の新作だと言っていい。
■インテリア/エクステリア写真[1]
アルカンターラを贅沢に使う高級仕立てのコックピット。モードにより表示が変わる大口径センターメーターや専用本革ステアリングが「F」のこだわりで、スポーティ感も格別だ。
表皮一体発泡成型によりサーキットレベルのサポート性を実現した、ハイバック型スポーツシートを前席に採用。後席デザインの統一も図り、トータルで「大人のスポーツセダン」の世界を演出する。
■インテリア/エクステリア写真[2]
「F」専用の5L・V8は、組み上げた後に一基ずつバランス調整を行い、最高の性能とフィールを引き出す。まさに特別な心臓だ。
Eセグメントセダンがベースだけに、荷室も広く、使いやすい。パワートランクリッドの設定もある。
より精悍に変身した新型GSをベースに、数々の「F」専用アイテムを盛り込む。4連エキゾーストとエア抜き付きのフロントフェンダーはとくに目を引く。タイヤは前後異サイズの19インチだ。
レクサス GS F(8速AT)
全長×全幅×全高 | 4915×1855×1440mm |
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ホイールベース | 2850mm |
トレッド前/後 | 1555/1560mm |
車両重量 | 1830kg |
エンジン | V8DOHC |
総排気量 | 4968cc |
最高出力 | 477ps/7100rpm |
最大トルク | 54.0kg m/4800-5600rpm |
JC08モード燃費 | 8.2km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前・後 | 255/35ZR19・275/35ZR19 |