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更新日:2025.02.20 / 掲載日:2025.02.20
《スバル車早わかり!》インプレッサ
水平対向ボクサーエンジンを搭載した4WDスポーツのイメージが強いSUBARUだが、クロストレックにストロングハイブリッド搭載車を追加するなど、電動化への対応を加速中だ。代名詞とも言える水平対向ボクサーエンジンが電気モーターに置きかわっても継承される「SUBARUらしさ」の本質を考察し、その視点から主な現行モデルを振り返ってみよう。
●文:横田 晃
インプレッサ[コンパクトカー]
●価格:272万2500〜337万1500円 ●発表年月(最新改良):’23年4月(’24年9月)
【2ℓガソリン・FF/4WD】【2ℓ e-BOXER・FF/4WD】

スバルラインナップの基本ともいえる量販モデル
’89年に誕生した初代レガシィはまだ5ナンバー規格の小型車だったが、事実上の先代となるレオーネと比べると車格が大幅に向上していた。そこでレガシィのメカニズムを共有する弟分として’92年に生まれたのがインプレッサだった。コンパクトなボディにレガシィ譲りの2ℓターボも搭載されたことから、WRCにも投入されて大活躍。超高性能なWRXはスバルを代表するスポーツセダンへと育った。一方、初代では1.5ℓの実用FF車も設定され、幅広いユーザーに愛された。’23年デビューの6代目の現行型は排気量こそ全車2ℓで高性能車はなく、ハイブリッドやFF車も用意するハッチバックで、上質な実用車を求めるニーズに応えている。


