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更新日:2024.12.19 / 掲載日:2024.12.19
2025最新版《ヴェゼル》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
HONDA ヴェゼル【SUV】


外観の印象以上に実用性も
高いオールラウンダー
前傾したリヤピラーからクーペ志向のSUVにも見えるが、実際は現実的な用途で使いやすい実用的なコンパクトSUVである。
フィットにも採用されているセンタータンクレイアウトにより低い荷室床面高実現。後席は座面チップアップとバックレスト前倒ダイブダウンの二通りの収納が可能。ダイブダウン時は後席後方までフラットな荷室床面を構成する。荷室高の余裕により大物積載に強く、座面チップアップでは後席をサブトランクとして使えるので買い物などの日常用途で便利。もちろん、男性4名の長時間乗車にも十分な居住性もある。タウン&レジャーのどちらも巧みにこなせる使い勝手なのだ。
パワートレーンは1.5ℓの標準型とHEVの2タイプ。HEVは現行モデルからシリーズ/パラレル切替式のe:HEVに変更され、従来車から動力性能を向上。高速性能にも余裕が生まれ、長距離レジャー適性も向上している。なお、ガソリン車はGの4WD車のみの設定だが、動力性能は必要十分レベル。同社WR-Vの上位に当たるグレードと言える。
ライバル車を大きくリードする点を挙げるとすれば前述の多様な積載性を中心としたキャビン実用性になるが、オン&ラフロードでの走りも含めてコンパクトSUVでは全方位的にまとまりがいい。


ヴェゼル《買いのポイント》

街中もレジャーも余裕でこなす、高いレベルの実用性
アウトドア等のレジャーギアは寸法的に歪な物も多く、荷室高の余裕がないと積みにくい。そういった積載物が積みやすいのがヴェゼルの荷室だ。日常用途での使い勝手も良好であり、タウン&レジャーの両用途を巧みにこなせるキャビン実用性はヴェゼルならでは。